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過去の添削とアドバイス例46 大学社会学系学部志望理由と入学後の目標

過去の添削とアドバイス例 46
大学社会学系志望理由と入学後の目標

 
添削お願いします(志望理由と入学後の目標)
 私が貴学を志望する理由は、様々な視点から現代社会を分析するための知識や能力を身につけたいと考えているからです。
 私は現代社会を分析するにあたって、実際に社会に出て人と触れ合いながら調査したいと考えています。貴学の「アクティブ・ラーニング」では実際に町に出て研究活動ができるので、非常に魅力的であり、私が望むような調査ができると思います。そして、充実した設備とカリキュラムによって幅広い知識と現代社会に対応しうる能力を身につけることができると思います。
 貴学に入学したら、私は「社会調査士プログラム」を利用しようと考えています。そして「社会調査士」の資格を取得するのが目標です。それだけではなく、積極的に多くのことを学んでいきたいと考えています。
 以上の理由から、貴学が現代社会を分析するのに適した環境であり、夢を実現することができる大学だと思い、志望しました。
 
①志望理由は曖昧ではないか
②おかしな表現はないか
③文章の流れはどうか
  
曖昧ですね。
> ①志望理由は曖昧ではないか
 ワンポイントですから、この点だけお答えします。 (このあたりは、管理人の気まぐれというか、業務の繁忙度によりますので、ご勘弁ください)
 曖昧です。と言うより、これは大学の言うことをナゾッテいるだけ、大学の言うことに合わせているだけではないのですか?この大学の入学案内などを見たわけではないので、的外れの指摘かも知れませんが、どうもこの文章を読むとそういう印象です。
 言ってみれば、自分は英米文学を学びたいから、英米文学を教えるという英米文学部のある貴学を志望する、と言っているようなものです。間違いではありませんが、当たり前の話です。そういう当たり前の話を「志望理由と入学後の目標だ」というのでは、相手(大学側)に訴える力が強い、とは言えませんね。
 もちろん、「これは大学の言うことをナゾッテいるだけではない」「管理人の見方は間違っている」ということなら、その旨、レスを付けてください。回答をやり直します。しかし、おそらく間違ってはいないでしょう。
 もう少し言うと、あなたは社会調査士の資格なり知識なりを得て、どうしようと言うのですか?その点が何もないのでは、とうていまともな志望理由とは言えません。社会調査士資格を取っておけば、何なりと役に立つだろうというのも間違いではありませんが、そういう目的意識の明確でない志願者を、大学が評価すると思いますか?そういう志願者に来てもらいたいと、大学が考えると思いますか?
   
再度お願いします
 私は現代社会というものに興味があります。現代社会という場において、私たちはどのように生き、どのような問題を抱え、それを解決するにはどうしたらよいのか、そのようなことを調査したいと考えています。貴学では「アクティブ・ラーニング」など非常に魅力的なカリキュラムが設けてあり、充実した調査が行えるだけでなく、調査に必要な知識と能力も十分に身につけることがと思い、志望しました。
 現代社会は様々な問題を抱えていると共に常に変化しています。そうした社会を総合的に調査できる人間は絶対に必要になってくると思います。私はそうした人間になりたいと考えています。貴学では「社会調査士プログラム」を設けているので、自分の夢に向かっていけると確信しています。
 貴学に入学したら、夢の実現のために社会調査士の資格を取得することを目標として、何事にも積極的に挑戦しようと思います。  以上の理由から貴学を志望します。
 まだ志望理由が曖昧でしょうか?
  
同じことの繰り返しです。
 最初の段落と二つ目の段落、そして大きな意味では三つ目の段落も同じことが書いてあります。同じことを、少し表現を変えて繰り返しているだけです。 もう一度、最初の管理人の回答をじっくりと読んでください。
 「卒業後の進路・就職についての考えを書く用紙」に、どういうことをお書きになるのか知りません。しかし、自分は社会調査士という資格や技能を身に付けたいというのなら、なぜそれが必要だと思うのかという理由や背景事情、そしてその資格技能を使って何をしたいのかを書くのは当然でしょう。
 「卒業後の進路・就職についての考えを書く用紙」に書く内容との重複を気にしておられるようですが、もっともな話で、これは大学側がバカなのです。当然、関連性の強い話を別々に書かせようとすること自体、配慮が足りないのです。
 しかし、法科大学院の志望動機要求にも、同じようなバカな話があるので、文句を言っても仕方ないでしょう。
 要は、重複が目立たないように、表現ではなく、レベルを変えて、どちらにも書くようにすれば良いのです。片方には、漠然とこういう分野で活躍したいと書き、片方には具体的にコレコレの企業でこの資格技能を活かしたい、などと書けばよいでしょう。
  
再度添削お願いします。
 私は現代社会というものに興味を持っています。現代社会は様々な問題を抱えながら急速に変化しています。私はそういった社会を詳しく分析したいと考えています。貴学では「アクティブ・ラーニング」など非常に魅力的なカリキュラムが設けてあり、調査に必要な知識と能力を取得できるだけでなく、充実した調査ができると思い、志望しました。
 貴学に入学後は、社会調査士プログラムを利用して、社会調査士の資格を取得することを目標としています。社会を調査することにより、社会が抱える問題の解決法を発見することができ、それが今後生きていく上での意思決定にも役立つと思うからです。そして、その資格を活かして企業の政策決定の分野で活躍したいと考えています。
 また、貴校はクラブ。サークル活動も活発であるので、大学生活を有意義に過ごすことができると思います。
 以上の理由から志望しました。
 
ほとんど変わりませんね。
 ほとんど変わっていないどころか、クラブ、サークル活動だの「以上の理由から志望しました。」だの、無駄な要素が入った分、後退していますね。わずかこれくらいの文字数の志望理由書で、「以上の理由から…」などと整理の言葉は不要です。志望理由が完全に述べられているならともかく、それが不十分なのに、そういう無駄なことを書いてどうするのですか?
 あなたとしては、「卒業後の進路・就職についての考えを書く用紙」の内容との関連で、ギリギリいっぱい書いたということなのかも知れませんが、それでは不十分です。「企業の政策決定の分野」などと、当たり前のことを書いていないで、たとえばどういう業種か、どういう政策決定かなど、具体的に書かないと、結局、大学案内の受け売り、口真似に過ぎないですね。

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