大学環境情報学部志望動機 質問者/HK

◎質問者(文章執筆者)の性別/女
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/高校2年・17歳
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/大学志望理由書
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/××大学環境情報学部
◎チェックしてほしい文章/
私の創りあげたい未来は日本のスポーツメーカーを世界的なブランドに確立した世界だ。私はその実現のため「創造フェーズの向上」の構築を行っていくつもりである。その事業の構造部分を形成するため、××大学環境情報学部への入学が必要不可欠であると考えている。では、どうしてこのような未来のビジョンを抱いている理由について述べていく。
スポーツの祭典、オリンピックでは選手を支えるスポーツ用品が必需である。オリンピックは選手を支えるスポーツ用品メーカーにとっても企業イメージや商品をPRする大きなチャンスとなった。体操やレスリングなどインドア競技では日本勢の活躍もあり、選手が着用した国内メーカーの露出もあった。だが、競技人口の多い陸上や人気のサッカーでは、ほとんどの選手が米ナイキや独アディダスといった海外ブランドを使用してい選手のシューズにボルトカラーと呼ばれるひと際目立つ蛍光黄色た。私は日本のスポーツメーカーは世界的なブランド力に弱いことの実態を目の当たりにした。私はこの実態に二つの深刻な問題意識を抱えているのだ。
第一に、日本企業は、技術力があると世界的にも評価を受けているため、「知的創造サイクル」でいうところの「創造」フェーズでは成果が上がっていると考えられる。「保護」については、世界的に特殊な分野ではないため、差は出にくい。そうなると、「活用」のフェーズで差があると考えるのが自然だ。公式スポンサーを務めたアディダスは約100億円を投じ、五輪公式グッズの独占販売や積極的な販促活動を展開。おなじみの3本線のロゴがロンドンを彩った。陸上競技の金メダリストの約7割を輩出したナイキは、選手のシューズにボルトカラーと呼ばれるひと際目立つ蛍光黄色を採用。用意周到なマーケティング戦略は流石の一言だった。
第二に、マーケティング力以外にも国内メーカーが抱える課題はある。「デザイン力」だ。海外ブランドが普段着としても着られるファッション性豊かな商品を展開し人気を博す一方、国内ブランドはどうもスポーツ用品の域を抜け出せない感がある。スポーツとデザインは密接に関係する。スポーツシューズやスポーツウエアなどは、単に機能的な側面だけではなく、ファッションの側面でもデザインが重視される。米ナイキ社のエアジョーダンなどバスケットシューズを屋外で履くことや、ヨットパーカーを陸で着るユーザーがいることは、それを裏付ける典型例である。それらの物に付されるロゴマークは、さらに重要な位置づけにある。著名なものであれば、スポーツ用品に限らず、筆箱などの文房具や小物にも人気が集まる。デザインやロゴマークを通じで形成されたブランドや企業イメージが、スポーツメーカーにとっての最大の知財かもしれない。有力選手のスポンサーになったり、広告にスター選手を起用したりするなど、「夢」や「希望」「憧れ」を意識させるイメージ戦略が伺える。趣味のランニングで国内ブランドを愛用している私も「もっとデザインがよければ…」と歯がゆい気持ちでいる。
圧倒的な資金力を生かしたマーケティング力やファッション性豊かなデザイン力は海外勢に分があるがもちろん商品力や技術力は国内勢は決して後れを取っていない。国内ブランドの「質の高さ」は一流スポーツ選手も認めるところでありアメリカ大リーグのイチローはナイキからの契約の誘いを断ってまでアシックスやミズノの野球用具にこだわった。
これらの問題点を抑え解決方法を探求すると、「長所である技術力をPRし直接、ブランド力の向上」という考えが私の中に生まれた。もちろん、スポーツ分野では、技術力よりも企業イメージやブランド力が物を言うのかもしれない。また、その国のスポーツ選手層の厚さや、スポーツに取り組む国民性の違いも関係するだろう。外国のスポーツメーカーは、日本の優れた技術などの知財をうまく活用し、スター選手を広告塔にして企業イメージを高め、ブランドを形成している。もっとも、日本企業は、必ずしもこのような知財戦略をまねる必要はなく、長所である技術力を一層高め、そのPRにもてる最大の力を注ぎ、そこから直接ブランド力の向上を図るとよいと思う。スポーツ分野での知財戦略には、本来日本人が苦手とする「したたかさ」が必要なのかもしれないが、むしろ日本人らしい「朴訥」さを活かし、技術力に磨きをかけ、素直にそれを最大限に表現すれば、必ずやブランド力も付いてくるだろう。
少し持論を展開したが、自分の力ではまだまだ実現不可能な段階なものであるに違いない問題を貴学は私の未来ビジョン実現のために必要な知識や基盤を得ることが出来る最高の環境であると言える。貴学では一つの分野だけには収まりきれない文理融合型の研究で実現方法を見つける能力を養い、より現実味を帯びた計画を練っていきたい。私は高校二年時に○○先生の研究室訪問に参加し、そこで研究を行う貴塾生の先鋭的な発想と、実社会との繋がりの強さを目の当たりにして強く感銘を受け、一年次から積極的に○○先生の研究室に積極的に参加したい。また三年後には貴学で研究に励んだスポーツ用品を発達途上国の恵まれない子供達に寄贈することを熱望する。さらに貴学の図書館にある本のスポーツ科学の本を全て読破し、知的財産を身につけることで研究を有利になす。そして最後に、これがSFCを志望した最大の理由なのだが、SFCの理念と私の持つ未来のビジョンが同じ方向を向いている点である。そのことは、SFCは私が持つ問題意識を解決するための研究に、そして私自身が「未来の先導者」へと成長するのに最も適した環境であることをも示しているのだ。よって私は貴学環境情報学科を志望する。

◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/
・文章が論理的に組み立てられているか。
・つなぎ目や言葉遣いに違和感や不備がないか。
・熱意が伝わってくるか。
の添削をお願いします。
また、この文章を2000文字で納めたいので、要らない部分があれば教えてください。
◎質問したい事柄/志望大学でなければならない理由と将来の展望の文に自信がなくアドバイスを頂きたいです。三日で書いたもので自信がなく粗末なものですがお目を通して頂けると嬉しいです。

“大学環境情報学部志望動機 質問者/HK” への1件の返信

  1. 管理人回答:背伸びせず自分の言葉でお書きなさい。

    >文章が論理的に組み立てられているか。
    >つなぎ目や言葉遣いに違和感や不備がないか。
    →いっしょに答えます。随所に、デタラメな日本語があります。たとえば、下記2点。
    >私の創りあげたい未来は日本のスポーツメーカーを世界的なブランドに確立した世界だ。
    ⇒スポーツメーカーというのは企業です。企業を「ブランドに確立する」などという日本語はありません。そもそも、単にスポーツメーカーで世界的に通用する商品づくりやブランドづくりに取り組みたいというだけの話を、そういう大げさな表現にすること自体、読むものの共感を得られるとは思えません。管理人はこの最初の一文でゲッソリしました。
    また些細なことですが、正確に言えば「スポーツメーカー」ではなく、「スポーツ用品メーカー」とか「スポーツグッズメーカー」とか言うべきでしょう。少なくとも最初だけは正確に書くべきです。
    >自分の力ではまだまだ実現不可能な段階なものであるに違いない問題を貴学は私の未来ビジョン実現のために必要な知識や基盤を得ることが出来る最高の環境であると言える。
    ⇒「~問題を」と、「貴学は~~最高の環境であると言える。」が、まったく文法的に対応していません。意味不明です。

    >熱意が伝わってくるか。
    >2000文字で納めたいので、要らない部分があれば教えてください。
    →いっしょに答えます。「少し持論を展開したが、」とありますが、少しどころではありません。志望理由と直接関連しない話、しかも確かな根拠もない自分の勝手な感想を、ダラダラと書き連ねているだけです。したがって、志望理由としての熱意も当然、伝わりません。この部分を大幅に削除することで、多少は改善できるでしょう。

    >志望大学でなければならない理由と将来の展望の文に自信がなくアドバイスを頂きたいです。
    →管理人には、この文章を読んであなたが、なぜこの大学でなければならないのかと考えるのか、それが理解できません。また、高校二年時に訪問したという○○先生の研究室の研究が何なのかも不明です。よって、その質問に的確に答えることは不可能です。
    「これがSFCを志望した最大の理由」という、「SFCの理念と私の持つ未来のビジョンが同じ方向を向いている」という話も、さっぱり理解できません。
    スポーツ製品の開発やブランド戦略のような事をしたいと延々と述べてきて、三年後にやりたいのが、「スポーツ用品を発達途上国の恵まれない子供達に寄贈すること」だというのは何なのでしょう?何を考えているのだ?と言わざるを得ません。
    要するに、大学側の宣伝文句に、自分の志望を適当に合わせているだけとしか思えません。
    他にもおかしな日本語の使い方があります。無理な背伸びはやめて、自分の言葉で冷静にお書きなさい。

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