昇格試験課題論文 質問者/SAS

◎質問者(文章執筆者)の性別/男
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/45歳
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/昇格試験
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/勤務先
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/
小論文として文法や言い回しのおかしなところについて教えて下さい
◎質問したい事柄/第一についてと第二ついてが同じような内容になっている気がしますが如何でしょうか
◎チェックしてほしい文章/

1 行政を取り巻く環境
景気低迷が続く中、昨年の東日本大震災では自然災害の脅威に晒され、住民は将来に希望が見出せず、不安を抱え生活している状況にある。
一方で、地方分権により、財政的裏付けのないままに業務量は増加するばかりで、当然として我々地方自治体の財政状況も厳しい状況が続いている。また国における地方公務員適正化計画により職員の増加は見込むことはできない。
このような中で、住民ニーズを的確に捉え、活力ある地域を創造していくためには、職員一人ひとりが仕事を効率的に行い、着実に成果を上げていくような体制づくりが重要になる。
2 課長としての具体的な取り組み
業務量が増大する中で、職員のモチベーションも低下の傾向にあると見られる。私は課長として、所属する職員が朝起きたときに「よし、今日も仕事へ行って頑張ろう」と思えるような職場づくりが大切でり、そのような雰囲気づくりこそが効率的な業務の遂行につながると考える。そのために以下の事項を推進していきたい。
第一に、コミュニケーションに配慮し意思疎通の円滑化を図ることである。
少子高齢化など、時代の変化に対応するための制度改正などにより仕事が複雑化することで、個人が専門化している風潮が見られ、チームとしての協同意識が欠如している事が感じられる。このようにメンバーで情報や仕事のノウハウを共有していないために、問題発生時に組織力を発揮した対応ができず、住民サービスに多大な影響を及ぼす事が考えられる。
私は、係長に係のミーティグを一ヶ月に一度、定期的に実施させ、メンバー個々の仕事の進捗状況や問題点などの情報交換を行い、またその結果について係長を集めた会議で整理し、課全体の業務と進捗状況、問題点を共有する事で、課内のコミュニケーションを円滑化したい。
さらには課長として、係長任せではなく、メンバーに積極的に声をかけ、期初面談や期末面談にプラスして、時には個別に面談を行うなど、風通しの良い職場づくりを目指したい。
第二に、事務改善の意識を植え付けることである。
私がこれまで所属した課の中には、ジョブローテーションを定期的に行わず、同じ担当者がその仕事を何の疑問も持たず淡々とこなしていくとうことが見受けられた。このことにより、別の視点、角度から考える事が出来ず、事務改善がすすめられない。
私は、ジョブローテーションを長くても2年毎に行い、事業のあり方や改善の余地などについて随時確認できる、職場づくりを進め、職場だけでは気付かない改善点は、世論調査の結果や市民生活に関連する報道に皆が関心を持つように、朝のミーティングで話題にするなどの配慮をしたい。また、外部評価を活用し、費用対効果の視点も重視していきたい。
第三に、市民との共同と政策形成能力の向上に努めることである。
権限委譲による各事業の市の条例化が進められている中、市民からは地域に密着した政策展開が期待されているところであるが、このことにより、地方自治体として本市が取り組む課題、また独自性を生かした行政運営を実施するチャンスであると捉える。
私は、このチャンスを生かすべく、市民との共同に意識を高めるため、地域に出向きワークショップを開催するなどの方法により、市民の声をキャッチし、市民との共助の姿勢で企画立案ができる職員を育てたい。
そのような企画能力を高める為にも、職員研修などを大いに活用し、職員一人ひとりが広い視野を持ち、効果的な施策を効果的な方策で推進できる職員の育成に努めたい。
3 課長の役割を発揮するために
自治体を取り巻く環境は依然として厳しさを増していく。このような状況をポジティブにチャンスと捉え、与えられた人材の多様性を受容し、職員一人ひとりの能力を最大限に引き出すことが、管理職に求められた仕事であると考える。
私は、自らがリーダーシップを発揮する為の自己啓発に努め、市民とともに市民に信頼される行政運営を、自らの職場から率先して実践していく所存である。

“昇格試験課題論文 質問者/SAS” への2件の返信

  1. 管理人回答:可もなく不可もなく、でしょう。

    >小論文として文法や言い回しのおかしなところについて教えて下さい
    →文法上の大きな誤りはとくに見当たりません。言い回しのおかしさは散見されます。
    >財政的裏付けのないままに業務量は増加するばかりで、当然として我々地方自治体の財政状況も厳しい状況が続いている。
    ⇒「当然として」という日本語はないでしょう。単に「当然、」とするか、「当然の結果として、」でしょう。
    >また国における地方公務員適正化計画により職員の増加は見込むことはできない。
    ⇒「国における」ではなく、「国による」でしょう。「~における」と言えば、そこでやることです。国でやるとすれば「国家公務員適正化計画」です。「地方公務員適正化計画」というのも正確に言うなら「地方公務員数適正化計画」ではないのですか。
    >私は課長として、所属する職員が朝起きたときに~
    ⇒「私は課長として」というなら、「所属する職員が」ではなく、「課員が」とか「部下たちが」とか言うべきでしょう。
    >依然として厳しさを増していく。
    ⇒依然として、というのはある状態が以前と変わらず続いていることをいう表現ですから、「増して行く」というのは変です。もちろん、増して行くという状況が続いているという意味で使っているならいいのですが、日本語として馴染みません。
    他にもありますが、全部は指摘できません。

    >第一についてと第二ついてが同じような内容になっている気がしますが如何でしょうか
    →そうは思いませんが。重複して似ているような印象はありますが、テーマは明確に別のものでしょう。

    余計なことですが、職員のモチベーションを上げ、「所属する職員が朝起きたときに「よし、今日も仕事へ行って頑張ろう」と思えるような職場づくり」、「そのような雰囲気づくり」のために、と言いながら、その後に挙げられている3点が、どうもその目的に対応していないような印象です。全体に、当たり前のことを大げさに語っているだけという印象です。

質問・添削依頼(コメント)

日本語が含まれない投稿は無視されます。(スパム対策)