大学環境情報学部AO入試志願理由 質問者/ぺ

◎質問者(文章執筆者)の性別/女
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/一浪
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/AO入試の志願理由
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/慶應義塾環境情報学部

◎チェックしてほしい文章/
私は小さい頃から学んできた音楽で良好な社会環境創造をしたい。そのアプローチ方法は現在の社会問題の疑問から生まれた。
東日本大震災の影響で浮彫りにされた原子力発電の問題。稼動させる必要は本当にあるのだろうか。私はそうは思わない。たしかに電気供給不足が起こるのは困る。しかし震災後は放射能汚染で人々を脅かしてきたのは事実だ。やはり節電で乗り切るのが一番の方法なのであろうか。
演奏会等コンサートホールでは多くの照明を使う。その時の電気使用量は膨大なものになる。電気を大切に使うべき時代に無駄遣いをしたくないが、演奏会での照明は最大限に活用したいものだ。この矛盾を解決する方法を考えた。演奏会の場で溢れている音楽。この音から発生する振動を照明に変えたらどうだろうか。
音の振動による発電のメリットはいくつか考えられる。第一に、自給自足で音楽を創ることが出来るということだ。演奏や身体表現と照明を連動させることで、曲の緩急や強弱を表現できるパフォーマンス等、エコな芸術活動が出来るようになる。第二に、音による発電には電気を作る過程で害を出さないということだ。日本の重な発電供給源となっている火力発電は、電気を作る過程で二酸化炭素を排出し地球温暖化の原因となっている。原子力発電は前述したように地震大国にとっては特に安全面が危ぶまれている。また、新しい発電供給源として注目されている太陽光発電は日中の光を使って発電するため夜の暗い時には発電出来ない。しかし、音による発電は何時でも所構わず発電出来る。さらに騒音を電気に変えることで騒音対策をすることも可能なのである。音の振動力から得られる発電量は火力や原子力と比べると小さいが、小さい力も多くの量を集めれば膨大な力に変わるのである。少しでも可能なものは利用して人々や植物などの生き物にとって有効且つ安心なものを提供していきたい。
音による発電の研究は貴校の環境情報学部でもされていて、そこでは音だけに視点を置かずに広義的に振動力発電の研究をしていることを知った。私はそこで環境情報学部の研究環境があることを活かしてこの研究を応用したいと思う。例えば、振動力発電を使って楽器本体に電気を作らせる発電楽器を作るとする。前述した演奏と照明を連動させたパフォーマンスに利用でき、また充電機を付ければ、練習中に電気を作り充電して家の電気を節約することが可能である。電気を節約出来るという利点から、練習嫌いの人が節約の為に楽器の練習しようと意欲が湧いて来るかもしれない。
私は高校でワンコインコンサートというネパールの農園で働く子供達へ支援する団体に所属していた。そこでネパールの児童労働の問題やフェアトレードについて等様々な問題について学び、実際に学んだことをコンサート形式にしてネパールの現状をプレゼンや劇で発表したり、フェアトレード商品を売って収益金を現地へ送った。ここでは音楽の活動も行っていたが、コンサート出演者は演奏して終わり、というような自己満足で終わってるような気がした。それでは音楽と支援の繋がりが薄いのではないだろうか。
今後この経験を活かして、音楽と親しみながらするエコ活動を提案する。コンサートあるいは支援先で発電楽器による演奏を披露し、子供達には発電楽器の体験して音楽を楽しんでもらい、その楽器で作った電気をスタンドライトに繋げて日没後も勉強や読書、その他の活動をしやすくするという方針だ。楽器は高価でなかなか手を付けるのは難しいのが現状だが、少しでも身近に感じて欲しいという思いから、日常生活にプラスになる電気供給の手段を楽器に設置することで音楽と触れ合う機会を増やす事が可能になるだろう。
私はピアノを4歳から習ってきて、人前で演奏をするのに緊張が伴うということを身近に感じていた。これは練習不足による不安が影響されるが、音響設備や照明、スタッフの対応などによって不安が和らぐことがある。どこに原因があるのかは広い視野を持つことで問題解決への近道になるのだということに気づいた。一人だけではなく、多くの人と関わりながら音楽を創り上げて行くことが良い作品を生み出すのだと実感した。
今までは芸術分野を重点的に学んで来たが、多岐に渡る分野と携わることで一つの事に囚われずに違う角度からモノを見ることが必要である。振動力発電の応用も、ただ物理的に音響学だとか電気工学を専門的に学ぶのではなく、政治経済や社会学など広い視野から学び、問題解決への能力を養うことが大切だ。SFCでは多方面から学べると同時に、様々な問題解決に向けて努力している人達や、それぞれの分野に長けたもの同志がお互いの意見を持ち合うことで、さらにレベルアップした解決方法を見出せるのではないかと思った。よって貴校の環境情報学部を志願する。

◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/文章構成、表現、学部への意欲が伝わるか、内容一貫しているか
◎質問したい事柄/
2000字以内に収めるのに苦労しました。過去の経験などをもっと書いた方がいいでしょうか?

“大学環境情報学部AO入試志願理由 質問者/ぺ” への1件の返信

  1. 管理人回答:回答不能です。

    >文章構成、表現、学部への意欲が伝わるか、内容一貫しているか
    ⇒音の振動で発電するという愉快でユニークな発想が、どの程度現実的なことなのか、志望なさっている大学でホンキでそういう研究がなされているのかどうか、管理人には判りません。生活に必要な電力を楽器演奏で発電しているという光景が、とてもこの世のものとは思えません。よって、おっしゃるような問いには回答不能です。

    >過去の経験などをもっと書いた方がいいでしょうか?
    ⇒楽器で発電ということに関して、何か経験があるなら書けば良いでしょう。

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