◎質問者(文章執筆者)の性別/女
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/高校三年
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/大学入試の志望理由書
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/受験する大学
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/
日本語として変なところはないか。
内容的に必要なことや不要なこと。
◎チェックしてほしい文章/
私は将来編集者になりたい。本を読むのが好きで、少しでも時間があれば読んでいる。私にとって本は、私の知らない世界を教えてくれるものである。そして、いつのころからか本に関わる仕事をしたいと思うようになった。そんな時に編集者という存在を知り、その仕事に就きたいと強く思った。
この背景には小学5年生の時の引っ越しにある。当時の私は人見知りをする性格で、なかなか新しい学校になじむことが出来なかった。転校する以前は明るくて外で元気に遊ぶ子だったが、転校後は学校に行くこと以外はほとんどに外に出なくなり家にこもるようになった。その頃から色々な本を読むようになった。そして、ファンタジーや推理物、サスペンスといった様々なジャンルの小説や漫画に夢中になった。その中の弱い人間から成長していく主人公や過去につらいことがありながらも懸命に生きる主人公、その周りの様々な登場人物に元気や勇気、感動を与えて貰った。そして、段々と学校にもなじめて来て中学の頃には本の内容で意気投合したことをきっかけに色々な話をするようになり3人の友達が出来た。その頃から、私が貰った勇気や感動を私のような人に与え返したい、行動を起こすきっかけを与えたいと思うようになり編集者を志すようになった。
私は編集者になるために最低限2つ必要だと思い貴校で養っていきたい事がある。1つ目は少人数のゼミナールなどによるコミュニケーション能力の向上である。2つ目は私は今、文学や文化以外に人間の心理やWEBに関することにも興味を持っているので、学部間相互履修制度を利用することによって様々なことに興味を持つ好奇心や様々な視点といったこれらのことを貴校で養っていき将来につなげていきたい。また、出版社に勤めた教授の講義で実践的な発信するということについて深く学んでいきたい。貴校のカリキュラムには文学はもちろん漫画やアニメーションを研究対象に含んでいたりネットワークを利用した海外との共同授業があったり、多彩な視野で様々な文学について学べ、現役の小説家や書家の教授の下で創作することの楽しさを知ることのできる最高の環境である。
以上のことから私は○○大学○○○○○○学科への入学を希望します。
字数は900字以上1000字以内です。
添削よろしくお願いします。
管理人回答:日本語が妙です。
>日本語として変なところはないか。
→あります。たとえば、
>そんな時に編集者という存在を知り、
⇒「そんな時」とは、いったいどんな時ですか?それ以前には、「いつのころからか」としか書いてありません。
>この背景には小学5年生の時の引っ越しにある。
⇒「この背景には」とすれば、「~~がある。」と来るのが普通でしょう。あるいは、「引っ越しにある。」で終わらせたいなら、「この背景には」を「この背景は」か「その理由は」とすべきでしょう。
>様々なことに興味を持つ好奇心や様々な視点といったこれらのことを貴校で養っていき将来につなげていきたい。
⇒「といったこれらのこと」が余計でしょう。「など」に置き換えてもいいでしょう。
他にもありますが、この程度にします。そういう日本語のおかしさより、論旨のおかしさがあるから、それを指摘しておきます。
>私は編集者になるために最低限2つ必要だと思い貴校で養っていきたい事がある。
⇒ひとつめのコミュニケーション能力の話は誰でも納得するでしょう。しかし、ふたつめの「人間の心理やWEBに関することにも興味を持っているので」云々は、あなた個人の関心であって、「編集者になるために最低限」必要な2つのことのひとつに挙げる必然性がありません。
>現役の小説家や書家の教授の下で創作することの楽しさを知ることのできる最高の環境である。
⇒書家というのは、文章の専門家ではなく、文字の専門家でしょう。書道の創作をすることが、編集者になりたいという希望と、どう関係するのですか?