◎質問者(文章執筆者)の性別/女
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/32歳(短大卒)
◎文章の用途/入試用の志望動機
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/看護専門学校
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/
・文章におかしい点はないか
・看護師になりたい理由が薄くないか。
過去の添削例を拝見し、なるべく具体的に書いたつもりです。
しかし、まだ志望動機が弱いような気がしてなりません。
私が看護師を志望したきっかけは、父にガンが見つかったことにある。仕事が忙しく、実家になかなか帰省ができなかった折、父がガンになったという母からの電話は、まさに青天の霹靂であった。この出来事は今でも鮮明に記憶している。父の闘病が始まると、私にできることと言えば、「ガンに良い」の見出しが踊る本や情報を集めたり、時間の許す限り帰省し、父の容体を気遣うことだけであった。闘病中の父に対して、何もできない私自身を、とても歯がゆく感じていた。
私は勤務先で同僚に、父の容体や、看病に対する不安や、何もできない歯がゆさなどを話すことはなかった。勤務先に来る顧客の一人が、看護師であった。私が彼女の接客をしているとき、彼女は私の異変に気付き「何か悩みがあるんですか?」と私に尋ねてきた。私が父の闘病に関する不安や、私自身はただ父を見守ることしかできない歯がゆさなどを話すと、彼女は親身になって私の話に耳を傾けてくれた。私は、同僚の誰もが気づかなかった私の小さな変化も見落とさないその観察力に驚くと同時に、患者の家族の不安や悩みに対しても親身に応えてくれる彼女の姿にとても感銘を受けた。このときから、私は看護学を学び、患者を心身面ともに支えられるような、また同時に患者の家族をも精神的に支えられるような信頼される看護師になりたいと切望するようになった。
患者とその家族を心身面から強く支えられる看護師になるため、そして同時に地域医療や福祉のニーズに対応できる看護師になるために、私は貴校を志望した。貴校の特徴である福祉先進国での海外研修によって、私は地域医療に携わるものとしてふさわしい知識や技術を修得できると考える。貴校での学びを最大限に生かし、患者とその家族から信頼されるような、そして即戦力となれるような看護師になることが私の目標である。
管理人回答:失礼ですがウソ臭い印象です。
>文章におかしい点はないか
⇒個々の用語や文脈の話ではなく、文章全体にウソ臭い印象があります。もちろん、ウソだと言っているのではありません。
よく聞く類の話ですから、論旨に無理があるわけでもありませんが、そういうよく聞く話を自分のことのようにアレンジしてみただけ、という印象があります。
そもそも、顧客のひとりに過ぎない看護師が、あなたの変調、それも父上が癌だということからくる変調に気づいたということ、そして、それについて尋ねてきたと言うことが、すんなり信じられません。いったいあなたの仕事は何でしょう?それほど顧客と密接な関係になる仕事ですか?もしそうなら、それを書かないとダメです。
この点に納得が行かないので、文章全体を素直に読めません。
>看護師になりたい理由が薄くないか。
⇒上記の通りですから、薄いと言えば薄いです。