大学進学指定校推薦校内選考用志望理由書 質問者/鈴木

【管理人による代理投稿】「鈴木」さんのコメント投稿を、管理人が新規記事として投稿し直しました。適当なタイトルをつけた以外、内容などいっさい変えていません。

◎投稿者(文章執筆者)の性別/女
◎投稿者(文章執筆者)の年齢・学年など/高3
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/指定校推薦の校内選考の志望理由書
◎文章の提出先(学校種別や企業業界など)/高校
◎チェック希望の文章(添削希望の文章)/
今日、世界ではパレスチナ問題やアフガニスタン紛争の様に文化や民族などの様々な原因が複雑に絡み合い各地で悲惨な戦争が続いている。それゆえ、私は早稲田大学文化構想学部で多元的・複合的な文化の構造を学びたい。そして将来は国際公務員やNGOの職員として多様な文化・価値観に合わせた柔軟なアプローチができる人物になりたい。
こうした思いを抱く背景には、早稲田大学出身である杉原千畝の存在がある。小学生のときオランダでのホームステイプログラムに参加し、ユダヤ人のホストファミリーの家にお世話になった。その際、ホストマザーがユダヤ人の恩人である杉原千畝ついて教えてくれた。自分の地位や身の安全を顧みず、助けを求める人々のために命のビザを発行し続けたその勇姿に幼いながらも感銘を受け、尊敬の念を抱いた。そして、成田高校・同付属中にて広い視野で様々な学問を学び、世界の歴史や痛ましい現実を知ることで、今も尚、戦争により難民になった人々や少年兵として駆り出され命を散らせてゆく子供達の助けになりたいと願うようになった。この願いを実現するためには、対立する人々の理解を深めることが重要だ。そのために多様な文化やその交流について学ぶことが必須であると考えた。よって、憧れの人の出身大学であり、多様な文化を研究するのに最適な早稲田大学文化構想学部で学びたいと思うようになった。
私は入学後、海外ボランティアや早稲田大学の魅力の1つである留学制度を利用し、世界中の人々と実際に交流することで、授業にて学んだことをさらに実のあるものへと変化させていきたいと考えている。
多元的・複合的な文化の構造を学ぶことは争い合う人々を平和へと導くだけでなく、様々な文化の架け橋となり世界の発展に繋がる化学反応をおこす可能性を秘めていると私は考える。ただの可能性から確かな現実へと繋げる為に早稲田大学文化構想学部を志望する。

◎チェック希望の事柄・ほしいアドバイス/言葉の使い方に不適切な点がないか見てもらいたいです。
◎質問したい事柄/付け足すべき点や削るべき点はどこですか?

“大学進学指定校推薦校内選考用志望理由書 質問者/鈴木” への1件の返信

  1. 管理人回答:気づいた点を幾つか答えます。

    >言葉の使い方に不適切な点がないか見てもらいたいです。
    >付け足すべき点や削るべき点はどこですか?

    いっしょに、気づいた点を幾つか答えます。
    >今日、世界ではパレスチナ問題やアフガニスタン紛争の様に文化や民族などの様々な原因が複雑に絡み合い各地で悲惨な戦争が続いている。それゆえ、私は早稲田大学文化構想学部で多元的・複合的な文化の構造を学びたい。そして将来は国際公務員やNGOの職員として多様な文化・価値観に合わせた柔軟なアプローチができる人物になりたい。
    ⇒文脈というか論旨展開が不自然です。
    文化や民族などの様々な原因が複雑に絡み合って紛争や戦争が頻発している、その事態の解決に貢献するために、国際公務員やNGOの職員になりたい、そのために早稲田大学文化構想学部で多元的・複合的な文化の構造を学びたいのでしょう?多様な文化・価値観に合わせた柔軟なアプローチができる国際公務員やNGOの職員になることが最終目的ではないでしょう?
    論旨が乱れていて、説明が足りません。

    >助けを求める人々のために命のビザを発行し続けたその勇姿に幼いながらも感銘を受け、
    ⇒「雄姿」というのは、実際に自分あるいは誰かが、その姿を見た場合、あるいは小説などでその場面を表現する時などにいう言葉です。あなたは単に話を聞いただけです。杉原の勇気ある行動に感動した訳ですが、それを「雄姿」と表現するのは、日本語として変です。

    >そして、成田高校・同付属中にて広い視野で様々な学問を学び、
    ⇒細かいことですが、時系列で言えば、「成田高校付属中・同高校」です。さらに言えば、自分の高校に出す文章ですから「本校附属中・本校」です。まあ、高校が自らをどう呼んでいるかによりますが。

    >この願いを実現するためには、対立する人々の理解を深めることが重要だ。そのために多様な文化やその交流について学ぶことが必須であると考えた。
    ⇒理解を深めることが重要なのは、誰ですか?全体の論旨から言えば、対立する人々でしょう?言い換えれば「対立する人々の相互理解を深めることが重要だ」でしょう?多様な文化やその交流について学ぶことが必須なのは誰ですか?あなたでしょう?前段のことに貢献するために、あなた自身が、多様な文化やその交流について学ぶことが必須なのでしょう?
    あるべき主語が欠落していて、しかも乱れています。あるいは主語をきちんと認識した上での文章になっていません。

    >多元的・複合的な文化の構造を学ぶことは争い合う人々を平和へと導くだけでなく、様々な文化の架け橋となり世界の発展に繋がる化学反応をおこす可能性を秘めていると私は考える。
    ⇒まず大きな論旨が変です。単にあなたが「多元的・複合的な文化の構造を学」べば、争い合う人々を平和へと導いたり、様々な文化の架け橋となったりできるのですか?たとえ可能性という言葉で注釈を入れたつもりでも、やはり変な、というか、無理な論旨です。
    文章全体を文法的に解釈すると、「多元的・複合的な文化の構造を学ぶこと」が、「様々な文化の架け橋となり世界の発展に繋がる化学反応をおこす可能性を秘めている」ということになります。おかしな論旨です。
    さらに細かいことを言えば、「化学反応をおこす可能性を秘めている」というのも、あまりに回りくどい表現です。「世界の発展」も不要なことです。「争い合う」というのもおかしな日本語です。争うという言葉に、すでに2つの存在が互いに攻撃をし合うといった意味が含まれている訳で、単に「争う」でいいはずです。

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