会社員
字数制限なしの志望動機を提出を求められています
私は貴社の社員の一員となり、お客様にさりげない心配りで、まるで家族を迎えるようなあたたかいおもてなしをしたいと考えております。
貴社は、雄大な自然と魅力がたくさん詰まった素晴らしい北海道を最大限にアピールしつつ、どこか家族的でホット出来る優しい印象を受けるからです。
私は、人がふとした瞬間に見せる幸せな表情を見る事に大きな喜びを感じます。
以前勤めていたホテルでフロント業務をしていた時、このような事がございました。
受験生の宿泊の多い2月3月に向けて、同僚のスタッフ数名と共に各大学への手作りのアクセスマップを作成しました。大切な受験を控えた学生のお客様にお渡しする為です。
道に迷わず安心して受験大学に向かってほしいという願いから、「大学までの地図」、「バスの発着時刻表」を分かりやすく書き、お客様に一瞬でも緊張した気持ちを和らげていただきたいという願いから、イラストや縁起の良いことわざ、つい笑みがこぼれてしまうような4コマ漫画をおり混ぜながらの手作りのアクセスマップを何日もかけて作成しました。
私の働いていたホテルは岡山市の中心に位置する大きなホテルでしたので、毎日多くのお客様が御利用になる為に、慌ただしく業務をこなさなければならない為に、当然勤務時間中は作成する時間などありません。
勤務時間後の会社に残っての作業は正直、簡単でない時もありました。
しかし、「お客様の喜ぶ顔が見たい」「仲間と喜びを分かち合いたい」その一心で作業を続けました。
いよいよ、受験シーズンに突入し、お客様の受験の当日、私の笑顔と共にそのアクセスマップをフロントでお渡しした際、大変喜んで下さる方、その場で笑い転げられる方、そして後日わざわざお礼状を下さる方までいらっしゃいました。
私達の行ったほんの小さな事柄がお客様への喜びに変換された事で私達は大きな感動を覚えました。
お客様の一瞬の幸せな顔を見ることの出来た、私のとても貴重で幸せな経験でした。
私のこの経験や人に対する幸せへの思いは、きっと貴社のサービスの中で発揮できると確信しております。
「ようこそ、北海道へ」
「北海道へお帰りなさいませ」
この気持ちを大切にしながら、お客様との心と心の触れ合いを大切にしていきたいと思います。
「ただいま。北海道へ帰って来たよ。」と思って頂けるようなホット出来る心地良さを感じていただき、北海道発のたくさんの魅力を多くのお客様にお伝えしたいと思い貴社を志望いたしました。
管理人回答:志望動機とは言えません。
ご自身に関するデータや文字数について書いていただいたことは、ありがとうございます。しかし、何を見ろ、何をチェックしろというご要望なのか、その点を書いてください。
それはさておき、タイトルの通りです。
これでは、志望動機ではなく、抱負です。
何文字あるのかわかりませんが、これだけの文字数を費やして、志望動機らしきことが書かれているのは、最後の一行くらいです。
もちろん、全体を通しては、「貴社」らしい、温かいもてなしのできるホテルスタッフになりたいから、という話なんだろうなという想像は可能です。しかし、内容を見ていけば、それは自己PRであったり、抱負であったり、ともかく、志望動機とは呼べない内容です。
志望動機に、自己PRの要素や抱負があっては駄目だということではありませんが、肝心の、なぜその会社、その業界、その職種を志望するのかという点が曖昧では、いくら自己PRしても、意欲を語っても、無駄です。志望動機を書いてくださいという、採用側の指示をまっとうに理解できない人物だと評価されることになるでしょう。
余計な詮索をするようで恐縮ですが、あなたは、かつて、あるいは今も客室乗務員志望で、その方面の専門学校か何かで勉強なさってきたのではないですか?この文章は、いかにも、そういう人たちが書くような内容ですね。あるいは、そのホテルというのは、航空会社系列のホテルなのかも知れません。
いずれにしても、あまり感心しない志望動機書です。