私は文学部英文学科志望の高3女子です。
推薦入試を受けるにあたり、志望理由書を書いています。
字数制限はありませんが、大体1000字を目安に書きました。
1.日本語としておかしいところはないか
2.文章の流れはどうか
を中心に、その他お気づきの点があればご指摘お願いします。
私は、人との関わりや読書や観劇などの文学を通して刺激を受け、幅広い視野を持ちたいです。将来は外国の人とも関われて、英語を活かせる職業に就きたいと考えています。
私は高校1年生のとき、○○の活動で国際キャンプにスタッフとして参加したことがあります。その際体調が悪そうな海外のスカウトを見つけましたが、英語でのコミュニケーションに戸惑い、上手く声をかけられず、結局英語を話せる救護スタッフを呼び、付き添うことしかできませんでした。私に語学力があれば、彼女の希望を聞いてそれに応えるなど、もっと違う接し方もできたでしょうし、その人と関わる中で自分自身もより刺激を受けられたのではないかと、今でも残念でなりません。
また、「言語は民族のアイデンティティだ。」という言葉を以前見たことがあります。意味深い言葉だととても印象に残り、この言葉を自分なりに考え次のように解釈しました。私は、日本語を他の言語に訳したとき、ニュアンスの違いを感じることがあります。その逆に、ぴったり合う日本語に直せない言葉もあると思います。要するに、その国の言葉でないと伝わらない情緒が民族のアイデンティティではないかと考えています。したがって、文学に接するとき、作品を原文のまま読むのが最善だと思いますし、その国の文化を学ぶことも大切だと思います。私は以前英文学の翻訳版を読んだことがありますが、それらを原文で読んだときには感じ方にどのような違いがあるのか興味があります。大学では原文で読むことに挑戦し、以前作品を読んだときとは違う情緒を感じたいと思います。
私は、実際に外国に行き、現地の人々や異文化と触れ合いたいと思うので、将来留学をしたいと考えています。ですから、英米文学を学ぶだけでなく英語の修得にも力を入れている点や、●●大学等との学術協定など、留学のための環境が整っている点は、私にとって貴校の大きな魅力です。そして、英米文学演習は関心のある英米の小説を選択し、身につけた語学力や留学での経験を活かして原書について深く考え、自分の意見を言い、他者の考えも聞いてみたいと思います。
以上のように、私にとって理想的な学習の場だと感じたので、貴校の文学部英文学科を志望します。
*○○には私が所属している社団法人名が入ります。
管理人回答:少しキツイ言い方ですが。
>1.日本語としておかしいところはないか
ありますね。
>その他お気づきの点があればご指摘お願いします。
ということでもありますので、遠慮なく指摘しておきます。
「言語は民族のアイデンティティだ。」という話の段落ですが、これはいわゆる「観念論」ですね。何かの本に書いてあったことを、そのまま受け売りで書いているだけです。もちろん、あなた自身、その言葉を何かで見たと言っているのですが、その後の解釈が受け売りなのです。あるいは、単にそうだろうと安直な想像を述べているに過ぎません。
なぜなら、
>日本語を他の言語に訳したとき、ニュアンスの違いを感じることがあります。
これから英語を本格的に学びたいと言っているあなたが、あるいは、
「私は以前英文学の翻訳版を読んだことがありますが、それらを原文で読んだときには感じ方にどのような違いがあるのか興味があります。」と言っているあなたが、なぜ、そんなニュアンスの違いを感じることができるのですか?
日本語文化と英語文化の両方に精通したものであってこそ、それがわかるのではないですか?
まあ、好意的に解釈して、最善の改良を図るとすれば、上記の一文の表現を変えて、他の部分もそれに矛盾しないように変えればいいのでしょうが…。
>2.文章の流れはどうか
国際キャンプの話から始めるほうが、自然で理解し易いですね。