社会人入試で、800~1200字と指定されています。大学の用紙に
①本文の主題に相当するような「見出し」を20字程度で考えてください。
②本文に
・キャリア形成、転換やその支援、生涯学習への興味・関心
・自らの職歴や人生において認識した、キャリア形成・転換に向けた学習の必要性や重要性
・入学に際する抱負
などを書くように指示をされています。
アドバイスを賜りたいのは
1:ふさわしい見出しになっているのか?
2:②の項目が満たされていると感じるか?
3:「」部分の会話形式の文章を入れても良いか?好ましくないと書かれているHPが多いのですが、事実や言葉を記載しないと、思いをうまく伝え切れません。
何卒、よろしくご指導くださいませ。
見出し(20字程度)
挑戦~働き、学び続ける母として
800~1200字
大学に行きたいという願いは、ずっと持ち続けていた。スポーツ推薦での大学入学を親に反対され、就職~アナウンスの専門学校へと進み、ラジオ番組のレポーターやナレーターを経験後、現在の社員研修講師の職についてから、ますます学ぶことへの意欲が高まった。秘書検定、パソコン、様々なワークショップやネット講座、そして現在のコーチングと、仕事をしながら学び続けてきたがどうしても満たされなかった。現在のコーチに「死ぬまでにこれだけは学びたいことは何?そこで学ぶことを想像して1番ワクワクするものは何?」と聞かれ、迷わず「大学に行って幅広い知識を高めたい。私はコーチを職業にするつもりはないけど、働くお母さん達を支援したい。仕事をして、子育てもして、学ぶことができることを皆に知らせたい。」と宣言していた。40歳になったらと思っていた大学へのチャレンジが、嬉しい誤算である高齢出産で先延ばしになり、娘と一緒に大学へと考えていたが、今しかないと決意した。子育てを終えてからではなく、子育てをしながら学びたい。困難なことにチャレンジしたい。そして、その経験を、働く母親だけではなく、研修で出会う目的を失っている新入社員の方、キャリアを失うのが怖くて子供を産まない選択をしている女性、派遣会社で働き方に迷っている人達、子育てを終えて目標を失っている人達に伝えていきたい。HPで、貴校のキャリアデザイン学部を見つけたとき、胸が高まり、歓喜した。「これだ!ずっと探していたのは!しかも、フレックスプログラムなら、仕事も子育ても続けながら学ぶことができる。」自由と進歩~今の私の気持ちそのままだ。高齢だから、母親だから、仕事先に迷惑がかかるから、学費は子供使うべきといった気持ちを振り払い、逃げずに挑戦したい。そして学び続けることの素晴らしさ、何歳でもキャリアアップできることを多くの人たちに伝えたい。2007
管理人回答:もう少し冷静に書くほうが良いでしょうね。
1:ふさわしい見出しになっているのか?
内容には、ふさわしいです。ただ、内容が問題でしょう。
こういう文章はもっと冷静に書くものです。意欲を語るにしても、こういうふうに熱くなり過ぎるのは感心しません。
もちろん、こういう感覚は人それぞれです。もし、あなたが、テレビのスポーツ中継で絶叫するアナウンサーに違和感を感じない、あるいはご自身もそういうナレーターに共感を覚えるのなら、管理人の意見はまったくご理解になれないでしょう。
しかし、管理人はそう感じますので。
そして、冷静さを欠いているために、
2:②の項目が満たされていると感じるか?
満たされていないような文章になっています。
意欲や抱負は、熱く語られていますが、「職歴や人生において認識した、キャリア形成・転換に向けた学習の必要性や重要性」の具体的な記述が、ありません。
もちろん、学問は目的がないなら、してはいけないというものではありませんが、ここでは課題意識を問われているのではないですか?
ついでに指摘すると、「現在の社員研修講師の職」という話と、「現在のコーチング」という話が、どういう関係なのか、理解できません。関係者やあなた自身にしか理解できない書き方です。
3:「」部分の会話形式の文章を入れても良いか?
管理人も、必ずしも「」の使用を否定するものではありませんが、それは必要最低限にすべきでしょう。この文章では、乱発している気味があります。たとえば、
>現在のコーチに「死ぬまでにこれだけは学びたいことは何?そこで学ぶことを想像して1番ワクワクするものは何?」と聞かれ、
は、「」など要りません。
→現在のコーチに、死ぬまでにこれだけは学びたいことは何かと聞かれ、
で十分です。
こういう文章は、勢いやムードで書くものではありません。冷静に、論理的に、明確に書くことをお勧めします。
ありがとうございました
こちらにお礼を書き込んで良いのか?迷いましたが、取り急ぎ御礼申し上げます。
やはり勢いで物事を決め、勢いで書いたことがプロの方の目には明白なのですね。
受験までの期間、小論文講座だけではなく、志望動機書の書き方講座も受講し
「冷静に」「論理的に」「明確に」書けるように頑張ります。
本当にありがとうございました。