こんばんは。この志望理由書は一度担当の先生に見てもらいましたが、ボロボロでした。修学旅行の感想文みたいとか言われまして、恥かしかったです。あとから読んでも自分でもそう思いました。添削よろしくお願いします。
高校2年生の時、修学旅行で北海道に行きました。そこで乗馬体験をしました。初めての乗馬でしたが、スタッフの方が丁寧なお気遣いで安心・安全な乗馬をすることができ、景色や乗り心地を楽しみました。その後、あの温かいお気遣いが旅行をさらに楽しくするものだと気づきました。また旅館などに宿泊するときにされるおもてなしになかなか気づかないのは現代の自分たちであるのではないかと思いました。
高校3年生のとき、同世代のフィリピン人の人々が短期留学で母校に訪れました。そこで私は修学旅行で感じた十分なおもてなしに積極的に取り組みました。中でも日本文化の1つである和太鼓演奏や茶道では楽しんでもらい、もてなしていた私たちまで自然と笑顔になれました。なかなか通じなかった英語も、お互いが話の内容を理解し合ったとき、何とも言えない気持ちが胸から溢れそうでした。留学生たちはとてもスキンシップが多くて、日本との文化の違いが感じられました。この経験を通して、旅行には「人に喜んでもらえるのが一番」と考え、行動するおもてなしが必要だとわかりました。
貴学の○○科は、「おもてなし」を大切にして観光学が学べるので希望しました。大学時代には、観光学のことはもちろんのこと、国際留学もしたいです。外国の関心を高めるとともに、自分自身のことを知るには海外に出ることは絶好の機会だと思うからです。大学卒業後の進路は、 今まで支えてくれた家族や友人、地域の方々に恩返しをするために観光関連の仕事に就きたいと考えています。
管理人回答:なぜ観光産業に就職したいのですか?
自分はなぜ観光産業に就職したいと思うのか、その点を明確にしないとダメでしょう。
大学で観光学を学びたいというのは、将来、観光産業で働きたいという理由からなのですから、その理由がないと志望理由として、きわめて薄弱なものにしかなりません。
単に「今まで支えてくれた家族や友人、地域の方々に恩返しをするために 」などというのは、論外です。もちろん、あなたの家族や地域が、観光産業に深く関連するのなら、それは理由として成り立ちますが、もしそうなら、それを書かないとわかりません。
もちろん、はなぜ観光産業に就職したいと思うのか、その点を明確にというのは、それを最初に書けという意味ではありません。
全体を添削しろという要望には応えられませんので、いくつか気づいた、日本語のおかしさを指摘しておきます。
>また旅館などに宿泊するときにされるおもてなしになかなか気づかないのは現代の自分たちであるのではないかと思いました。
これは日本語のおかしさではなく、論旨のおかしさです。自分たちが旅館側のもてなしに気づきにくいというのは、何を根拠にそういうのですか?また、そうだとして、だからどうだというのですか?無意味な記述です。
>同世代のフィリピン人の人々が短期留学で母校に訪れました。
「母校に」というのなら、「母校にやってきました」などです。
>そこで私は修学旅行で感じた十分なおもてなしに積極的に取り組みました。
「十分なおもてなしをすることに、積極的に取り組みました」とか「十分なおもてなしができるよう、一生懸命、努力しました」などでしょう。
>中でも日本文化の1つである和太鼓演奏や茶道では楽しんでもらい、
唐突です。何がどうなって、どういう努力をした結果、楽しんでもらえたのか、そのことが書かれていないのです。
>この経験を通して、旅行には「人に喜んでもらえるのが一番」と考え、行動するおもてなしが必要だとわかりました。
「旅行者を迎えるものには」とでも言うべきでしょう。
>大学時代には、観光学のことはもちろんのこと、国際留学もしたいです。
「観光学のこと」って、何でしょうか?「大学で観光学を学ぶのはもちろんのこと、」でしょう。ここだけでなく、あなたは言葉を端折りすぎなのです。次の「外国の関心を
高める」というのも同じです。
それから、あなたは再三、もてなしのことをおっしゃいますが、そんなことは大学に行くまでもなく、本人の心がけで身につくことです。わざわざ大学で観光学を学ぶのはなぜなのか、観光学とはどんなものなのか、そのあたりをもう少し考えてから、書き直すほうがいいでしょう。
最後に。
>スタッフの方が丁寧なお気遣いで
あとにも出てきますが、高校生(浪人生?)が、「お気遣い」などというのは馬鹿丁寧過ぎます。「気遣い」で十分です。