私は今推薦入試の志願書を書いています。しかし先生に提出したところ、「これじゃあなんでここの高校にこだわるのかが分からない」と言われました。
添削していただけるとうれしいです。
急ぎなのですが、お願いします。
貴校を志願する第一の理由は、大学への進学率が高いからです。私は高校在学中に将来何になりたいかを決め、その実現のために大学で知識を得たいと考えています。そこで大学への進学率の高さ、４５分７限授業などの特色を見て、貴校なら大学進学のための勉強ができると考えました。またオープンキャンパスで貴校に訪問したとき、在校生のとても楽しそうな活動風景を拝見しました。そんな風景を見て学校生活を充実したものにできるのではないかと感じました。貴校のことについて勉強も学校生活もとても充実していて、将来についてじっくり考えられる学校だというお話をきき、入学したいという思いがますます高まりました。
これらのことから私は貴校を志願しました。
管理人回答：先生の言う通りです。単なる先送りです。
あなたは、将来への目標がまだないことをうまくカバーする理屈を考え付いたと考えておいでかも知れませんが、書かれていることは、単なる「先送り」です。
高校在学中に将来何になりたいかを決めるという言い方しかできないなら、結局、大学に行く時も、同じことしか言えないだろうと思われます。
もちろん、お書きのことはホンネでしょうし、そういう人がほとんどでしょう。しかし、志望動機というものは、一種のお約束の世界であって、たとえホンネがそうでも、せめて将来は何か技術系の仕事をとか、医療関係にとかいう、漠然としていてもいいから希望を書かないと形になりません。
何より、間違っているのは「大学への進学率が高いから」という言い方です。もちろん、その高校自身（私学ならとくに）大学進学率の高さを誇っているのでしょう。しかし、あなたのようにそれをストレートに書いてしまっては、高校というのは、単なる大学予備校だという話になります。一応、高校でも色々なことを学んで、人間的成長も図るというのが教育の趣旨のはずですから、それを無視するようなことを書いてはダメです。