◎質問者の性別/女
◎質問者の年齢/27歳
◎文章の用途/英語特任教員への応募
◎文章の提出先/私立中堅大学付属高校(約75%付属大進学 約10%他大)
◎チェックして頂きたい文章/小論文 800字以内 学習と部活動の両立を目指す指導のあり方
◎チェックして頂きたい事柄/日本語、文の表現でおかしい箇所
内容は分かりやすく簡潔であるか
説得力
部活動に所属する生徒の一日の平均自由時間は四時間半だそうだ。部活動の平均活動時間は一時間半。しかし一方で三時間以上の活動と言う部も少なくない。
限られた時間内での両立の要は自己管理能力である。自己管理には意欲・自主性・計画性・実行力・努力の成長が肝要であると私は考える。
以下に私見対策案を述べる。
1・自主学習計画相談会を設ける。
各生徒の短期・長期目標、実行項目をグループに分かれ話し合い設定する。計画ノートを作成、自己の計画等を記入する。生徒同士の意見交換、問題点の共有、なおかつライバル意識を持つことは自主性を育成する。計画力、実行力、目標達成をするための努力をする力もつく。
教師は毎日ノートに目を通し、悩んでいる生徒の相談に乗り改善策を考える等、必要に応じてフォローを行う。部活に重点をおきたい生徒、学習時間が確保できない生徒、個々と向き合い両立を目指す。生徒の自主的行動、達成事項は大いに評価する。
2.授業実践
分かりやすく引き込まれる授業を行う。復習時間の短縮、効果的学習に不可欠である。
ねらいを明確にし、導入内容、教材、演習活動、多面から効果的指導を模索し、工夫を凝らした興味深い学習指導を行う。
生徒の反応、コミュニケーションを大切にする。
小テストをこまめに行う。個々の理解度を確認し、生徒の苦手パートの改善策を適時取る。生徒はノートを作成、テストを添付し、棒グラフ等で得点を記入し弱点を一目でわかるようにしておく。学習計画の手がかりになる。
生徒は学習の楽しさを体験し知識欲を高める。自ら実行し、達成感を得て意欲へと繋がる。部活への積極性、人間性が育成される。限られた時間を有効活用し効果的学習が出来るようになるのだ。
教師は生徒の自主性を促進する道筋を作り、サポートする存在である。教師自身も明確な目標と計画を定め、情熱と根気できめ細かい指導をすることが肝要である。
(789文字)
以上でございます。よろしくお願いいたします。
管理人回答:厳しいですね。
>日本語、文の表現でおかしい箇所
たくさんあります。
>部活動に所属する生徒の一日の平均自由時間は四時間半だそうだ。
⇒所属するのは部であって、部活動に所属するという日本語はありません。
⇒そういう話の論拠、根拠が明示されていません。
⇒自由時間を述べてから、あとで部活時間を書くのは順序が逆でしょう。
>部活動の平均活動時間は一時間半。しかし一方で三時間以上の活動と言う部も少なくない。
⇒部活動の平均
活動時間は一時間半。しかし一方で三時間以上の活動すると言う部も少なくない。⇒前記同様、どんな根拠でそういうのか、明示が必要でしょう。
>限られた時間内での両立の要は自己管理能力である。
⇒いくら課題が「学習と部活動の両立を目指す指導のあり方」と支持されているからと言って、いきなり何の注釈もなく「限られた時間内での両立」と書くのは、少々唐突でしょう。
>自己管理には意欲・自主性・計画性・実行力・努力の成長が肝要であると私は考える。
⇒「努力の成長」、あるいは「意欲・自主性・計画性・実行力・努力の成長」って何ですか?そんな日本語はありません。
>以下に私見対策案を述べる。
⇒個々の志願者(応募者)の考えを問うているのですから、書くのは私見にきまっています。わざわざ断るようなことではありません。
ともかく、あらゆる部分が変です。
>内容は分かりやすく簡潔であるか
わかりにくいです。たとえば、下記の部分ですが、
>各生徒の短期・長期目標、実行項目をグループに分かれ話し合い設定する。計画ノートを作成、自己の計画等を記入する。生徒同士の意見交換、問題点の共有、なおかつライバル意識を持つことは自主性を育成する。
最初の文で「各生徒の」ウンヌンと、教師の立場から書かれているかと思うと、次の文では、「自己の計画等を記入する」と生徒の立場からの記述、さらに次の文では、教師でもなく生徒でもない、筆者の立場からの記述と、視点がフラフラしていて、非常に理解しづらい文章です。
>説得力
説得力があるか?という質問なら、ありません。
「2.授業実践 」に書かれていることは、単に学習指導の方法論です。もちろん、「学習と部活動の両立を目指す指導のあり方」を書けと言われているのですから、学習指導について書くのは当然とも言えますが、両立という視点が欠落しています。