◎質問者(文章執筆者)の性別/男
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/21歳
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/編入試験用の志望理由書
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/4年生大学(経済学部経営学科)
◎チェックしてほしい文章/文章の繋がりが適切であるか
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/熱意が通じるか
よろしくお願いします。
「志望する分野についての関心・問題意識及び大学入学後の抱負について、自分の考えを1000字以内で記述すること。」
私はBtoBのメーカーで働いている社会人である。現代はグローバル化に伴い、日本企業の強みである高品質を広める販売促進活動の必要性が高まっている。しかし、普段自社の広告活動を知ることがほとんどない。そのためBtoB企業の顧客は、何を基に商品を選ぶのか疑問を抱き調べるようになった。その結果、売上に大きな影響を与えるマーケティングの魅力や複雑性がわかった。そこで、学習環境が整い本格的に学べる大学でのマーケティング、特にプロモーションを学ぶことを決意した。
現代の日本企業は不況の煽りを受け企業スポーツの維持が困難となっている。その中で、自社が企業スポーツに力を入れていることに大きな疑問を感じた。確かに、社員の帰属意識を高めること等に効果はあるが、合理化が進んでいる企業活動の中では広告効果が必要となるのではないかと考えた。それに加え、私が学生時代にスポーツビジネスを学んでいたことから「BtoB広告としての企業スポーツの広告効果と有効な広告媒体としての在り方」について研究したい。しかし、研究する上で、BtoB広告の広告効果を具体的に算出するのは難しい。そのため経営学、経済学および統計学の理論を基礎から学び、それらを駆使して明確な数値を用いて研究したい。具体的には、まず企業スポーツにかかる費用を算出する 。次に到達、認知や態度変容、行動といった広告効果を社会調査する。それらを経て費用対効果比から経費の削減方法と効果的な広告媒体の在り方を考える。 貴学を選んだ理由は、まず何よりも少人数制での「マーケティング演習」があるからである。また、総合学部であり他学科の科目を横断的に履修することができるからである。私の研究テーマ内容に必要となる~学科の「~学」や~学科の「~論A」を同時に履修することができるのは、大変魅力的だと感じた。さらに、貴学は「開かれた場」ということで学習を通し様々な人と交流ができる。そのため、多様なニーズを学べ自分の研究に役立てられると考えたからである。
将来は大学で研究したことを活かすため、マーケティングの部署を持つBtoBメーカーへの就職を希望している。そこでプロモーションに携わり、BtoBに特化した有効な広告を打ち出す。最終的には、BtoB広告の必要性を少しでも社会に広め、日本企業の競争力強化に繋げたい。
管理人回答:少し悪いです。
>文章の繋がりが適切であるか
⇒2つめの段落へのつなぎ方が少し変です。不適切というほどではありませんが、「大学でマーケティング、特にプロモーションを」学びたいと述べたあと、いきなり企業スポーツの維持がどうの、とくに自社の企業スポーツがどうのというのは、飛躍しすぎでしょう。プロモーションの中でもとくにPR戦略としての企業スポーツに関心がある、といったことを述べないと、スンナリ読めません。
>熱意が通じるか
⇒志望動機を書くのに、熱意などということを考える必要はない、というのが管理人の持論です。ですから、通じるかどうかも回答しません。必要なのは自分の考えを明快に判りやすく述べることです。それができて、考えが妥当で的確なら、意欲は感じてもらえるはずです。
お礼文は不要かと思いますが、お答え本当にありがとうございました。
残念なことに、志望理由書はすでに提出してしまいましたが、貴重なご意見なので面接の際に役立てます。