大学獣医学部志望動機　質問者／イヌ

◎質問者（文章執筆者）の性別／女
◎質問者（文章執筆者）の年齢・学年／高3
◎文章の用途（「入試用の志望動機」など）／1志望動機　2動機の背景
3将来への抱負
◎文章の提出先（受験する大学、会社など）／麻布大学　獣医学部　動物応用科学科
◎チェックしてほしい文章／文と文の繋がり、言葉使い
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス／志望動機と動機の背景が繋がっているか
◎質問したい事柄／
1
私が麻布大学獣医学部動物応用科学科を志望するのは、「動物の麻布」として認知されている貴学で動物について学びたいからである。貴学には毎年、捨てられてしまった犬、今年度に関しては、被災地で保護された犬を引き取り、再社会化トレーニングをし、里親を探すという実習がある。これに興味と関心を持ち、私も是非参加したいと思った。
国際交流、共同研究などが盛んで、コミュニケーション能力を身につけ、生かすことのできる環境であること、付属教育推進センターやコンパニオン・ドッグ・ラボラトリなど、設備が充実していることに魅力に感じた。また、個別相談を通して、アットホームな大学であること、文化祭では生徒一人一人が活気に満ちあふれていることを感じた。
2
私の飼っている犬は、しつけが甘かったせいか無駄吠えが酷い。本やネットで調べ、色々と試してみたが、どれも効果は無かった。ある動物病院でドッグインストラクターの方に指導して頂いたが、それすらも効果が無かった。この頃、どうして吠えるのだろうと思い、本やネットで調べた際、動物の行動には全て意味があることを知り、動物についてもっと知りたい、学びたいと思い始めた。
ペットブームとなっている現代、ペット産業が盛んになっている一方で、年間数十万匹もの犬、猫が殺処分されている。この犬、猫は「引っ越すから」、「言うことを聞かないから」、「子供を産み、世話をしきれなくなったから」など、飼い主やブリーダーの勝手な都合により捨てられている。多くの人が保健所や動物愛護センターでガスにより、安楽死すると思っている。私もそのうちの一人であった。しかし、経費削減のため、使用されているガスは炭酸ガスで、犬、猫たちは数分間苦しんだ後、窒息死するのである。私はこの様子を記録した映像を見たが、とても見ていられるものではなく、心が痛んだ。東日本大震災の被災地では、ほとんどの避難所で犬を連れ込むことが出来ず、置き去りとなり、野良犬と化している。特に中型犬、大型犬がそうである。このような犬たちを保護する活動が行われているが、飼い主以外の人に懐くようしつけられていない犬は人を警戒してしまい、保護することが難しく、飢えをしのぐためのエサを置いていくだけとなってしまう。私はこれらのことより、人と動物の間には様々な問題があることを実感し、改善したいと思い、動物について学びたいという気持ちがより強まった。
3
私は貴学科へ進学したら、1、2年次で動物科学の基礎的知識を身に付け、3年次からは動物人間関係コースへと進み、人と動物と環境についてより専門的にまなびたい。また、JPDAの理事長である太田　光明先生が所属する介在動物研究室へ入り、動物と触れ合いながら、トレーニング方法を学び、将来へと役立てたいと考えている。
私は貴学へ進学しても、初心の心を忘れず、夢へ向け努力し、ペットトレーニングに関する基礎科学認定書をとり、その後はライセンスを取得し、ドッグトレーナーとして人と動物がより良い関係を築いていけるよう、社会へ貢献していきたい。