医学部志望動機 質問者/M・K

◎質問者(文章執筆者)の性別/ 男性
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/ 18歳 高3
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/ 入学用添付書類
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/ 東北大学医学部他
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/ 表現上・内容上の問題点
◎質問したい事柄/
① 医師の志望動機を問われております。問いに答えているかでしょうか。
② 医療に対する自分の信条が説得力をもって語られているでしょうか。思い込みの強い偏った理由書になっていないでしょうか。

私は父が医師をしており、幼い頃から患者のために夜遅くまで往診に出向く父を見てまいりましたので、その献身的な仕事ぶりに、自分もこういう仕事に就きたいと思うようになったのが最初の動機です。しかし、それ以上に思うのが、医師こそ、人間の尊厳に向き合う仕事はないのではないか、ということです。
死とは単なる終焉ではありません。生の最後の瞬間であり、それは生そのものと不可分に存在するものだと思います。今まで生きてきた人生の総決算であり、その人がもっともその人として生きられる瞬間ではないかと思います。そういう、いわばその人の人としての尊厳を直面する瞬間に職業として立会い、その人の最後を見取れる医師に強い魅力を感じます。もちろん職業に貴賎はありません。それぞれ仕事にはみな意義があります。しかし、人間の尊厳という、私たちが深い意味を持って考えねばならない永遠のテーマに、常に触れる医師は、一生を委ねるに値する仕事なのではないかと考えます。
父は患者の臨終に立ち会う前に必ず、この患者のこれまでの人生がどのようなものであったか、そしてこの終焉はこの人の尊厳に適うものであったか、私はそのために精一杯尽くせたか、自問自答するそうです。私は、そういう仕事にぜひとも就きたいと思い、医学部を志望いたしました。

殴り書きに近いのですが、真摯に書いたつもりです。
お忙しいところをと思いますが、よろしくお願いいたします。

“医学部志望動機 質問者/M・K” への3件の返信

  1. 管理人回答:あなたはホスピス専門の医師をめざしているのですか?

    最初に苦情です。他人に文章を見てもらうのに、それを殴り書きだと言うのはとんでもない無礼な話です。謙遜しているつもりなら、それはとんでもな勘違いです。

    >医師の志望動機を問われております。問いに答えているかでしょうか。
    ⇒タイトル通りです。あなたの動機では、つねに病気か何かでもうすぐ死ぬことが前提になっている患者しか対象にしていないように読めます。

    >医療に対する自分の信条が説得力をもって語られているでしょうか。思い込みの強い偏った理由書になっていないでしょうか。
    ⇒思い込みというか、独り善がりです。生と死が不可分なのは当たり前のことでしょう。生きているから死ぬのです。医療は主として、生きる人のためのものではないのですか?
    失礼ですが、何か他人と違う、格好のよいことを書こうと考えて、考え倒れに終わっている文章です。もう少し、素直に自分の言葉で書くことをお勧めします。

  2. 殴り書きというのは、一気に書いたという意味で、謙遜でも偽悪でもありませんが、しかし失礼いたしました。
    ところで、失礼ついでに指摘させていただくと、生と死が不可分なのは「当たり前」という認識は誤りだと考えます。「生きているから死ぬのです」という発想は短絡的であり、事実としての死生と認識としての死生を混同しておられるようです。
    「生と死が不可分のもの」と精神分析学の立場から初めて指摘したのはキューブラーロスですが、その一方でフランクルは、極限状況における死は人から生と死の認識を簒奪してしまうとも指摘します。他方、グレゴリーペンスやピーターシンガーは、フランクルが経験したような極限状況を前提に議論することは妥当ではなく、生と死の認識の不可分さを学問的に議論することは医学を神学にしてしまうと批判します。つまり生と死が不可分であるかどうかは第一級の論者でも定説を見ないところです。管理人の方はご自身の直感で「生と死は不可分なのは当たり前」とおっしゃったのかもしれませんが、大学の研究者はそう考えません。そういう直感的物言いを評価もしません。
    また「格好いいことを書くな、素直に書け」とのご指摘でしたが、人の生と死を尊厳と関わらせて述べることは格好のいいことでもなんでもなく、少しでも生命倫理の本を読めばごく常識的な議論です。
    見ず知らずの人間の答案を無料で添削していただけるのですから、反論するのは憚れるのですが、ご指摘の妥当性については承服しかねると感じました。
    もっともこういう重いテーマを800字前後で書こうとしたことには無理があったともいえます。私自身の書き方も結局は単に「そう思う」という次元からは抜け出ていないですし、今まで読んだ本を自分なりに咀嚼していない、その意味では自分の言葉で書いてはいないと感じました。
    管理人の方のご指摘とは違う意味ですが、自分の欠点に気付けたのは幸いです。どうもありがとうございました。

  3. 管理人回答:管理人の後日追記。

    投稿者への再回答、というか、感想です。投稿者には意味がないでしょうが、閲覧者にでも参考になれば。

    >殴り書きというのは、一気に書いたという意味で、謙遜でも偽悪でもありませんが、しかし失礼いたしました。
    ⇒なるほど、そうですか。しかし、「一気に書いたという意味」なら、それを「殴り書き」あるいはそれに近いと表現するのは誤りです。殴り書きとは、「乱暴に、または無造作に書くこと。また、そのように書いたもの。」というような意味ですから、一気に書こうがじっくり書こうが、執筆の速度は関係ありません。
    という、細かなことはさておき、

    >生と死が不可分なのは「当たり前」という認識は誤りだと考えます。「生きているから死ぬのです」という発想は短絡的であり、事実としての死生と認識としての死生を混同しておられるようです。

    ⇒そういう「事実としての死生と認識としての死生」の「混同」というような考え方をすること自体が、投稿者自身が危惧なさっている「思い込みの強い偏った理由書」にしてしまっているのです。医療がおもに生きている人の治療であることは明白であって、「事実としての死生と認識としての死生」ウンヌン、そういう哲学的な話とは関係ないでしょう。医師・医学の志望理由を書くのに、そういう考え方を背景にすること自体が、「思い込みの強い偏った」ことだと思います。もちろん管理人の感想ですから、その当否を争うというか、議論するつもりはありません。

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