大学編入学試験志望理由書 質問者/れな

◎質問者(文章執筆者)の性別/ 女性
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/ 短大2回生
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/ 編入学の志望理由書800字
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/ 編入先大学
◎チェックしてほしい文章/

編入を志したきっかけは、もともと政治・政策に興味があったが、短大で「平和学」の講義を受講していく中で、実社会で起きている具体的な政治問題をもっと深く学びたいと思ったからだ。
「平和学」では飢餓と飽食の同時進行、平和と人権に対する脅威、先進国・発展途上国を問わずに深刻化する都市問題、異なる民族や人種・宗教間の対立など、現代社会の抱える問題は複雑に絡みあっていることを学んだ。特に、興味を持ったのは都市問題についてである。現在、日本は大きな都市に人が多く集まり、その結果、地震リスク、緑の喪失、過酷な通勤、交通渋滞、など市民が抱える問題は多い。中でも私が一番問題視するのは通勤電車での痴漢やその冤罪である。そこで今、必要なのは問題を直視し、原因を分析することだと考える。私は一つの都市に人口が過密することによって市民にもたらす問題を考え、そのためにはどのような政策が必要なのかを学びたい。
貴学では、「市民法概論」をはじめ「過疎過密論」や「人口問題論」など都市問題を扱う科目が豊富である。先生方は多彩な実績や経験のある方が多く、現場に近い学びができると考える。さらに、貴学のフィールドワークでは調査をするだけではなく、地域の自治体と連携してプロジェクトを展開しているという点にとても魅力を感じた。私は、編入学だからこそ、2年間を無駄な時間とせず、自分の学びたいテーマを真面目に取り組みたいと考えていた。その折、貴学のオープンキャンパスへ行き、学生さんの勉学に対する熱意や、模擬授業から、本当にやりたいことが出来る学校だと心から思えた。是非、貴学で多くの事を学び、多くの人と出会い交流し、自分をさらに成長させたい。
卒業後は、貴学での学びを生かし、地方公務員になりたい。そして住民の要望や地域の課題から、行政に何が求められているかをくみ取り、市民がよりよく暮らせる生活環境を作っていきたいと考える。
以上のことから貴学政策学部政策学科を希望する。

◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/
志望理由書として全体の文章はまとまっているか。
この大学へ行きたいという熱意は伝わっているか。
>是非、貴学で~の文章はどこの学校でも言えることなので入れない方がよいか。
日本語の表現は変ではないか。

その他気づいたことがありましたら、よろしくお願い致します。

“大学編入学試験志望理由書 質問者/れな” への4件の返信

  1. 管理人回答:一部、変です。

    >志望理由書として全体の文章はまとまっているか。
    ⇒全体的には、一応、体裁は整っていますが、一部におかしな理屈があります。そのために全体としての出来が、悪くなっています。
    一部とは下記です。

    >中でも私が一番問題視するのは通勤電車での痴漢やその冤罪である。
    ⇒事例として、あまりにも無理のある話です。いったい、通勤電車での痴漢やその冤罪が、都市問題にどう関係するのか、まして政策学部政策学科での学習にどう関連するのか、まったく理解できません。おそらく電車など交通機関の過密が痴漢事件を生むと言いたいのでしょうが、あまりに無理のある理屈です。少なくとも都市問題の本質とは言えません。電車が混んでいるから痴漢も出るということ自体、論理的に間違っているとは言えませんが、通勤電車の過密さが痴漢事犯を生むなら、もっと痴漢事犯の数は多いでしょう。

    >この大学へ行きたいという熱意は伝わっているか。
    ⇒熱意など伝えようとする必要はない、というのが管理人の持論です。そんなことより、判りやすく明快な文章にすべきです。熱意というのは、言葉で表現できるようなものではありません。自分の行動と実績に物語らせるものです。それがないのに、いくら形容詞を工夫したところで、無駄です。それがないのなら、判りやすく明快な文章にすることで、自分の考えを伝えることに留意するべきです。

    >是非、貴学で~の文章はどこの学校でも言えることなので入れない方がよいか。
    ⇒入れないほうがいいとは思いませんが、入れたところでほとんど意味がないことは確かです。

    >日本語の表現は変ではないか。
    ⇒とくに見当たりません。

    余計なことですが、「もともと政治・政策に興味があった」というのは、何の説明にもなっていません。「もともと」というのは、口語でよく使われるフレーズですが、多くの場合、それはまともに説明できない時の「逃げ」に過ぎません。

  2. 迅速かつ丁寧な回答ありがとうございました。
    ご指摘していただいた点をふまえ、書き直し、特に前回の
    >私は編入学だからこそ~の部分を大幅に変えました。
    再度添削していただけると嬉しいです。

    編入を志したきっかけは、短大で「平和学」の講義を受講していく中で、実社会で起きている具体的な政治問題をもっと深く学びたいと思ったからだ。
    「平和学」では飢餓と飽食の同時進行、平和と人権に対する脅威、先進国・発展途上国を問わずに深刻化する都市問題、異なる民族や人種・宗教間の対立など、現代社会の抱える問題は複雑に絡みあっていることを学んだ。特に、興味を持ったのは都市問題についてだ。国勢調査結果をみると、日本は依然として人口の都市集中が続いているようである。その結果、地震リスク、緑の喪失、過酷な通勤、交通渋滞、など市民が抱える問題は多い。それと同時に都市部に集中しやすい傾向の都市型犯罪も増えている。ここで今、必要なのは問題を直視し、原因を分析することだと考える。私は一つの都市に人口が過密することによって市民にもたらす問題を考え、そのためにはどのような政策が必要なのかを学びたい。
    貴学では、「市民法概論」をはじめ「過疎過密論」や「人口問題論」など都市問題を扱う科目が豊富である。また、都市に関する学びを中心にしつつも、法学・社会学・財政学なども受講することができ、総合的・実践的な知識を身につけられると思う。このように、様々な階層や学際的に考察することで、多様なアプローチができるのではないか。先生方は多彩な実績や経験のある方が多く、現場に近い学びができると考える。さらに、貴学のフィールドワークは調査をするだけではなく、地域の自治体と連携してプロジェクトを展開しているという点にとても魅力を感じた。現場に直結した学びを展開することで、実践的な政策立案・実行能力を身につけることができると思う。
    卒業後は、貴学での学びを生かし、地方公務員になりたい。そして住民の要望や地域の課題から、行政に何が求められているかをくみ取り、市民がよりよく暮らせる生活環境を作っていきたいと考える。
    以上のことから貴学政策学部政策学科を希望する。

    よろしくお願い致します。

  3. 管理人回答:かなり良くなりました。

    タイトル通りです。それだけに、

    >日本語の表現は変ではないか。
    ⇒これがあるのが目立ちます。

    1.
    >ここで今、必要なのは問題を直視し、原因を分析することだと考える。
    ⇒この前の部分で問題を列記しているのですから、これは当たり前のことです。「必要なのは問題を直視し、」などと書くと、問題を直視していない実態があるのか?と思います。事実がどうであれ、そういうことはあなたの文章には書かれていませんから、論旨が変です。

    2.
    >私は一つの都市に人口が過密することによって
    ⇒人口が過密するという日本語は、おかしいでしょう。少なくとも違和感があります。「一つの」都市にというのも不要で論旨を判りにくくしています。
    「都市人口の過密化が」と書けば済むことです。

    3.
    >そのためにはどのような政策が必要なのかを学びたい。
    ⇒そのため、とは、どのためですか?前に述べられているのは単に問題があるということだけです。問題を解決する必要がある、などの記述が欠落しています。

  4. 貴重なご意見ありがとうございます。
    もう少し自分自身で考えてみます。
    今回は添削していただき、誠にありがとうございました。

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