◎質問者(文章執筆者)の性別 男
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年 32
◎文章の用途 社員登用試験
◎チェックしてほしい文章
テーマ「この会社の正社員としてどのような働き方をしていきますか?」
私は将来職制になり、優秀な部下を育てていくという目標があります。そのために必要な知識や技能を身につけることを意識した働き方をしていきたいと考えています。まずは班内全ての定常作業と非定常作業を覚えるとともに、工程内にある問題に対する改善、再発防止策を主体的に提案できるよう努めます。さらに標準作業の作成や改訂、品質確認、自主保全や作業指導など幅広い業務を遂行し部下の管理、監督ができるよう努めます。人材育成におきましてはやってみせ、やらせてみせ、教えたとおりにやれていると断言できるまでフォローすること、そして部下の能力を適切に見極めその能力よりも少し高い目標を与え途中適切なフォローをしながら最終的に成果をあげていくということなどを意識した指導にあたり、自らの知識や技能を伝承できるよう努めます。そして将来的な役割や人材像を描かせそれを実現するために経験したい業務や伸ばしたい能力を考えてもらい職場でのOJTを推進していきます。このような中長期の目指す姿を実現するために達成に向けた目標を年度毎に設定し、強みや改善点を明確化して次年度につなげるPDCAのサイクルを廻していきます。また、求心力を持ちチームを引っ張っていくためには人望を集める仕事をすることが重要になると思います。とことん部下の面倒を見て常に自分が率先垂範し背中を見せる、そうすることで信頼され、この人についていきたいと思われる職制になっていきたいと考えています。これが私の目指す正従業員としての働き方です。
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス
①文章構成や表現でおかしなとこはないか
②客観的に見て「将来の具体的なビジョンを持ちそれに向けて頑張っている」ということが伝わるかどうか。伝わらない場合、推敲すべき箇所はどこか。
よろしくお願いいたします。
管理人回答:文章としては問題ないですが。
>文章構成や表現でおかしなとこはないか
⇒文章としては、とくに問題ないでしょう。文章としては、ですが。
余計なことを承知で言わせてもらうと、今正社員をめざしているという立場で、最初から職制(管理職のことでしょうが、職制をその意味で使うのは一種の俗語です)云々を持ち出すのが、適切とは思えません。
>客観的に見て「将来の具体的なビジョンを持ちそれに向けて頑張っている」ということが伝わるかどうか。
⇒将来、職制をめざしていて、そのためにアレコレ学ぶ、身に付けるという話が、「将来の具体的なビジョン」に相当するとお考えなら、これも疑問です。
「この会社の正社員としてどのような働き方をしていきますか?」 というのは、あからさまに言えば、「お前は正社員になったら、会社にどのように貢献してくれるのだ?」という問いです。それを具体的に書かないと意味がありません。
「工程内にある問題に対する改善、再発防止策を主体的に提案できるよう努め」るというなら、そのために正社員として具体的に何をするのか何に取り組むのか、を書くべきでしょう。