◎投稿者(文章執筆者)の性別/男
◎投稿者(文章執筆者)の年齢・学年など/29歳
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/昇格課題論文ケーススタディ問題
◎文章の提出先(学校種別や企業業界など)/会社(製造業)
◎質問したい事柄/会社の昇格試験で、次のようなケーススタディ問題が出ました。どういう回答をすればいいのか、まったく判りません。何か助言が欲しいのですが。
ABC電機工業製造部設備課のミーティング。ミーティングの最後に、加藤課長から、
「実は、次年度以降20%以上のコスト削減という指示が出たんだ。設備課として何ができるか、木村リーダーを中心にじっくりと案を考えてみてくれ」
そう言うと、加藤課長はすぐ製造部長との打ち合わせに出て行った。
木村は設備課勤務歴が長く、人からの信頼も厚い。課のミーティングの後、メンバー間での話し合いがなされた。中堅的存在の藤田が言った。
「正直厳し過ぎる目標です。絶対無理。今まで散々コスト削減の取り組みをしてきましたが、たいした効果はなかった。品質が落ちたら意味がない。コスト削減の前にいい製品を作ることが優先ですよ。」
これに対して若手の香取が言った。
「もっと自動化を進めたらいいんじゃないですか?」
藤田「そんなこと言う前に、自分の技術を磨いたらどうだ!」
香取「藤田さんは、いつも否定ばかりで、改善しようとしないじゃないですか!」
取りなすように、もう一人の若手、遠藤が言う。
「費用はどうなんですかね…。自動化してもコストがかかったら意味ないですよね。まあでも、会社方針だったら、なんでも従いますが。」
遠藤は、与えられた仕事はきちんとこなすが、自分の仕事以外には関与しようとしない。そんな遠藤に当てこするように、香取が言う。
「木村さん、いつまでもこんな状態でいいんですか?」
藤田と遠藤は黙っていたが、場は険悪な空気になった。
木村は、香取が言う自動化に関して、(全電動による自動化なら、費用はかかるが、長い目で見れば、コスト20%削減もできるのではないか)という考えが浮かんできたが、結局、メンバー間での話し合いで結論は出なかった。もう少し継続して考えてみようということになり、平常業務に戻ったところに、製造課から連絡が入った。
「香取の担当で導入した巻き取り装置がうまく動かない。明日から稼働させなきゃいけないから今日中になんとかしてくれ」
香取「製造課の使い方が悪いんじゃないですか!?自分はちゃんとやりました。そんなはずない!」
香取にとって、この仕事は途中で木村から引き継いだ仕事だった。
そこに加藤課長が戻ってきて、
「さっきのコストダウンの件だが、来月の部長会で報告しないといけなくなったので、来週初めまでに、報告案を作成してくれ」
と言う。香取は呆然としていた。
設問① このケースで解決しなければならない事柄を整理して列挙せよ。
設問② ①の解決策を優先順位をつけて具体的に書け。
何をどう書けばいいのでしょうか?
管理人回答:回答不能です。
お気の毒ですが、ここは文章作成に関するアドバイスをしたり疑問に答えたりする場です。おっしゃっているのは、問題の回答そのものを教えろというのに等しい質問です。また管理人は経営コンサルタントではないので、答えようもありません。
ただ1点、少し疑問に感じたのは、設問自体のおかしさというか、ちょっと変わった問題だなと思える点です。
と言うのは、通常こうしたケーススタディは、登場人物のうちの誰かの立場になって考えて回答せよ、という条件が付くものですが、この場合それがないのです。もちろん客観的立場から、言わば「神の視点」に立って考え答えるということはできますが、それだとどうも視点が定まりにくいのです。また、ケーススタディの文章全体を見ると、どうも木村の立場からという趣旨のように思えますが、設問文にそういう指示がありません。
あなたが、どういう回答をすればいいのかまったく判らないというのは、そのあたりが関係しているように思います。
工藤です。
ご指摘ありがとうございました。
ご指摘の通りでした。というか、私が問題文の一部を読み落としていました。それをそのまま投稿してしまいました。
やはりご指摘のように、自分が木村リーダーの立場だとして、という条件でした。
それで、何かアドバイスをしてもらえないでしょうか。
管理人回答:最初と同じです。
正しい問題条件が判ったのは良かったですが。
しかし、何かアドバイスをというご要望へのお答えは最初と同じです。趣旨が違います。ここは、「文章作成に関する無料ワンポイント添削とアドバイス」の場であって、文章で表現する内容そのものについてお答えするところではありません。