【管理人による代理投稿】「かれん」さんのコメント投稿を、管理人が新規記事として投稿し直しました。
◎投稿者(文章執筆者)の性別/女
◎投稿者(文章執筆者)の年齢・学年など/高校3年生
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/大学入試、総合選抜用の自己推薦書
◎文章の提出先(学校種別や企業業界など)/国公立大学
◎チェック希望の文章(添削希望の文章)/
多様化する教育問題に真摯に向き合いたい。そのために教育学を深く学ぼうと思い、貴学を志望する。
私は、もともと教えることが好きで教師になることを目指していたため、地元の小学校で学習サポートをするボランティアに積極的に参加していた。その時一緒にボランティアをしていた方に将来の夢について話すと「どんな教師を目指しているの?』と尋ねられた。しかしその場で自分の納得のいく答えを出すことができなかった。そして私はただ漠然と教師になりたいとしか思ってなかったことに気づいた。
これをきっかけに、どんな教師になりたいか考える上で現在の日本の教育制度や問題についてインターネットや文献で日々調べた。また、留学経験のある友人に現地の学校の様子を聞くなどしていくうちに 教育 について興味を持ち、教育を深く学びたいと思うに至った。
教育水準が高いと言われている日本の教育であるが、実際は制度面においても多くの教育問題が議論されている状況にある。その中で日本の教育制度において伝統、風潮、何を重視することが重要かを考えるために日本内だけで考えるのではなく、海外と比較し日本の教育制度を相対的に見る必要があると思う。
その点において貴学の比較国際教育学の科目を専攻し、日本の教育制度の改善点を見つけるだけでなく、良い面をどう伸ばしていくかも考え、具体的な策を練りたい。
また、貴学の少人数授業でのきめ細やかな指導やディベートなどの主体的な多くの学びの機会を通して批判的、相対的視点で様々な教育問題について考えたい。
そして、貴学で学んだことをより深めるために交換留学を利用することも考えている。
多様なコースから自分の興味ある分野を体系的に深く学ぶことができる貴学でぜひ教育学を学びたい。
◎チェック希望の事柄・ほしいアドバイス/日本語のミス、熱意が伝わっているかどうか
◎質問したい事柄/筋のある文章を書くには
管理人回答:志望理由書ですか?
>筋のある文章を書くには
タイトル通りです。ご自身、「総合選抜用の自己推薦書」とおっしゃっていますが、内容はどう読んでも志望理由書です。筋も何も、全体が自己推薦書としては無意味だとしか思えません。
それとも志望理由を書くのですか?
この点がはっきりしないと、これ以上、お答えできません。
>日本語のミス、熱意が伝わっているかどうか
これも上記同様で、自己推薦書なのに志望理由が書いてあるなら、個々の言葉使いをウンヌンしても意味がありません。参考までに言うなら、「風潮」というのは、こういう場合に使う言葉ではありません。
また、熱意の件ですが、管理人はそんなことは考える必要はないと確信しています。大学側が求める内容を、素直に、論理的に、判りやすく書けていれば、それで十分です。なぜなら、それができない志願者があまりに多いからです。大学が求めてもいないことを自分勝手にアレコレ書いていれば、熱意も何もないでしょう。
進路指導の先生や予備校などの指導で、熱意を表現しろということが言われているようですが、そんなことをどう表現しろと言うのでしょうか?熱意というのは、自分のこれまでの行動や、進路分野についての深い考え(があることを示すこと)で表現する他ないものです。そして、それは前述のように、自分の行動や考えを素直に、論理的に、判りやすく書くことです。気取った言い回しや難解な表現は、筆者の知性や能力を表すものではないのです。かえって、見え透いた「背伸び」をしていると見られるだけです。また、強調表現をいくら重ねて使ったところで、内容空疎なことを曝け出すだけです。
説明不足ですみません。私が受ける大学の方では自己推薦書と明記されていますが、一般的に言う志望理由書のことです。なので志望理由書と言うことで大丈夫です。
お手数をかけすみません。再度お願い致します。
管理人回答:問題がいっぱいです。
>私が受ける大学の方では自己推薦書と明記されていますが、一般的に言う志望理由書のことです。
承知いたしました。
>筋のある文章を書くには
ここでは、そういう一般論への回答は控えます。キリがありませんから。そこで、お書きの志望理由書について、筋があるかどうかについて。
「筋がある」ということ自体、今ひとつ意味が判りませんが、筋の通った文章という意味に解釈します。
冒頭のワンセンテンスが意味不明です。あなたは教員になりたいのでしょうから、まずそのことを書いて、それから今の教育の実態への批判や不満、それを自分はどうして行きたいのかを書くのが、それこそ筋でしょう。いきなり「多様化する教育問題に真摯に向き合」う「ために教育学を深く学ぼうと思」うなどというのは、あまりに唐突で、不遜な印象さえあります。現役の教員が大学院で教育学を学び直したいというような話かと思ってしまいます。
さらに言えば、あなたが教員をめざすのは「多様化する教育問題に真摯に向き合いたい」からだという論旨になりますが、それはおかしいでしょう?教師をめざすのは児童・生徒の教育に取り組みたいからであって、多様化する教育問題への対応ウンヌンは、その後の話です。要するに、自分を大きく見せよう、賢く見せようという(大変失礼ですが、浅はかな)意図が丸見えです。
>これをきっかけに、どんな教師になりたいか考える上で現在の日本の教育制度や問題についてインターネットや文献で日々調べた。
調べてみて、たとえばどんなことが判ったのかを書かないと、意味がありません。
>また、留学経験のある友人に現地の学校の様子を聞くなどしていくうちに 教育 について興味を持ち、教育を深く学びたいと思うに至った。
留学経験のある人に現地(つまり海外)の学校の様子を聞いたというのなら、その後に続くのは日本との違いウンヌンという話であるべきでしょう。もちろん、日本と海外の教育の違いそのものについても例示が必要です。それなのに、単に教育への熱意という一般的な話になっています。まして、「教育について興味を持ち」などというのは、話が逆戻りしてしまっています。つまり筋がおかしいのです。
>教育水準が高いと言われている日本の教育であるが、実際は制度面においても多くの教育問題が議論されている状況にある。
そこまで言うなら、では議論されている「制度面」の「多くの教育問題」とは何か、そのひとつでも書かないと説得力はゼロです。
>その中で日本の教育制度において伝統、風潮、何を重視することが重要かを考えるために日本内だけで考えるのではなく、海外と比較し日本の教育制度を相対的に見る必要があると思う。
なぜ、「伝統、風潮、何を重視することが重要か」といった話を持ち出すのですか?単に、日本と海外の教育の違いに着目して研究(あるいは教育学の学習)をすることが有効だと言えばいいことであって、伝統だの風潮だのを持ち出す意味がありません。
また、日本の教育の伝統、風潮が問題だというのなら、その点を具体的に指摘しないと、意味不明です。要するに、筋がおかしいのです。
大変申し訳ありませんが、この程度でご容赦ください。
ありがとうございました。
誤解があったので一つ訂正しますが、私の夢は教師ではありません。でもこの文章を読んで私の夢が教師であるように思われたようなので一から書き直します。
管理人回答:それは失礼しました。
>誤解があったので一つ訂正しますが、私の夢は教師ではありません。
タイトル通りです。誤解したことを、お詫びします。
そうなるといったい何をめざしておいでなのか、よく理解できません。教師志望であって人が、その志望内容を変えて、教育学を学んで将来、何をめざしているのか。教育学の研究者か、教育分野を所掌する行政関係者でしょうか。そのあたりが、お書きの文章からは理解できないのです。つまり、将来志望が不明なのですから、教育学を深く学びたいという話も今ひとつ説得力に欠けている印象です。
管理人としてっはぜひ将来希望を知りたい気もしますが、無理に再投稿していただくには及びません。