【管理人による代理投稿】「ゆゆゆ」さんのコメント投稿を、管理人が新規記事として投稿し直しました。
◎投稿者の性別/女
◎投稿者の年齢・学年など/高三
◎文章の用途/AO入試の志望理由書
◎文章の提出先/私立大学
◎チェック希望の文章/私は将来、公認心理師になるために、貴学の心理学科で学びたいと考えています。公認心理師をめざしている理由は、学校や家庭の事で悩み八方塞がりになっていた時に、ネットを通じて子どもの相談に乗るNPO法人の職員の方が親身になって一緒に考えてくれたおかげで、自分自身を見つめ直すことができました。そして、以前の私のように悩む人の心に寄り添い支える公認心理師になりたいと思ったからです。
私は心理援助に携わりたいので講義だけでなく実習が充実している貴学の心理学科は、児童養護施設、病院、NPO法人など幅広い場で実習を行っているので現場を体験することができ、全国で6校のみの専門職大学院を併設しているので、実践的なことを本格的に学べます。
そして、広瀬隆教授の箱庭療法の模擬講義の中で話されていた、言葉で表現することが苦手な不登校の子がパワフルな箱庭を作成し、自分の中にある大きな力を見つけた。という話を聞き、今までカウンセリングは言葉が全てであると思っていましたが、言葉ではなく箱庭など表現式を通して心の内を理解することもできるのかと感銘を受けました。
言葉による理解だけではなく表現療法や夢分析などを用いてクライエントの心を理解することのできる公認心理師になりたいので、専門の教授がいる貴学で学びたいです。
そして、将来は不登校や家庭のことなどに悩む子どもを支えるスクールカウンセラーとしてだけではなく、気軽に安心して相談することができるオンライン相談などをやりたいと思っています。
そして、一人一人のクライエントの心に寄り添い、共に理解していき、解決策の糸口を探っていくことのできる公認心理師になるために、学問の実社会への応用をモットーにしている貴学を志望します。
◎チェック希望の事柄・ほしいアドバイス/この文書でいいかどうか。
◎質問したい事柄/担任の先生が明確に1つやりたいことを決めて書きなさいと言われたので、「家庭や学校でのことに悩む子どもの心に寄り添い、共に理解していき、解決策の糸口を探ってい
くことができるスクールカウンセラー」と書きました。
先生には褒められましたが納得がいきません。
私の志望校の特徴は臨床心理学、発達心理学(子ども関連)、産業心理学の3つを2回生の終わりまで一つに絞るのではなく幅広く学ぶことができます。それに1回生から実習もたくさんできます。
そして、私は不登校、いじめ、虐待、援交など色々経験しました。スクールカウンセラーの方とお話したこともありましたが、言いたいことが言えず何も変わりませんでした。周りが全て敵に見えて夜中に一人で泣いて、孤独で怖かった。今は被害妄想やばいし、視野狭すぎって軽く思えるけど、当時は生死を彷徨ってました。
そんな経験を踏まえ、子どもの声にならないSOSを親御さんはもちろん、先生方や大人に代わりに伝えたいです。
他にもいつでもどこでも安心して気軽に相談できるオンライン相談とかもしたいです。
私のやりたいことは「昔の私のように どこにも居場所がなくて死にたいと思いながらも必死に生きる人達に一人じゃないということを伝え、幸せになれる日が来るまで支えたい」という呆然とした夢です。よくない事だとは思います。
ですが、模擬講義で教授が「クライエントの心だけでなく自分の心を理解することもひとつの目標です」と仰っていました。
なので、「病院、児童相談所、NPOなど様々な場での実習から得る経験や 3つの専攻の横断的な学びを通して自分の心を理解し、公認心理師としてどの場でどのように活動するか将来像を固めたいと思っています」
他の大学は基本専門分野を選択しないといけませんが、私の志望校はそうではないのでこの大学じゃないとダメな理由もアピールすることができますし、先生には他の大学との比較がちょっと足らないと言われたので書き換えようかと悩んでいるのですが、やはりやりたいことは嘘でも明確に書いた方がいいのでしょうか?
管理人回答:正直に言うと、回答範囲外の質問です。
>この文書でいいかどうか。
あまりに漠然とした質問で、回答不能です。
「質問したい事柄/」以下に、いろいろ詳しくお書きになっていますが、質問としては最後の部分でしょうね。つまり、
>やりたいことは嘘でも明確に書いた方がいいのでしょうか?
の部分。先生の助言に従って、現実的な目標にしたが、その自分の姿勢、助言に従って書いた内容に納得いかないというのでしょう。
これは、文章表現の問題ではなく、あなたの信念、人生観の問題ですから、管理人がアレコレ言える話ではありません。ですから、以下は無責任な感想です。そのつもりで、読む気があるなら読んでください。
まず、あなたの進学希望先大学に限らず、そしてどんな学部・学科であるかに関わらず、あれもやれます、これもやれます、学部・学科の垣根も低いです、といったことをアピールすることが増えています。とくに私学はその傾向が強いようです。管理人に言わせれば、それは要するに、より多くの志願者を集めるための大学側の宣伝なのです。そういうアピールをする方が、広く志願者を集められることは間違いないですし、そうすることで、限られた数の教員に多数の学生の指導(たとえば他学部・他学科の学生向けの講義)をさせることができるし、それが経営上必要になっているからでもあります。
ですから、これはあくまで一般論ですが、そういう大学側の宣伝を真に受けて、自分はあれもこれもやりたい、だから貴学が~~という志望理由は、大学からもあまり高く評価されるものではないでしょう。
もちろん、ほんとうにあれもこれもという希望が、信念として、また理屈にあった話としてあるなら、結構ですが。あなたの場合はこれに該当するのでしょうね。
それならそれで、書きようはあります。先生の指導に従うべきかどうかということとも関係しますが。
先生がひとつに絞れというのなら、そしてあなたは現実的な目標は納得いかないというのであれば、お考えになっているような「昔の私のように どこにも居場所がなくて死にたいと思いながらも必死に生きる人達に一人じゃないということを伝え、幸せになれる日が来るまで支えたい」ということひとつに絞ればいいのではないですか?
別にそれが「呆然とした夢」だとは思いませんが。
そして、そういう目標のためには、心理学分野であれもこれも幅広く学ぶ必要があるという理屈が成り立つなら、それでいいでしょう。ただ、その志望先大学の特長にも合うことをアピールするなどということは、考える必要がありません。志望先大学の特長にも合うかどうかは、あなたの将来志望を読めば、先方にもすぐわかることですから。そういう見え透いた狙いで書くと文章の質を悪くします。
また、「呆然とした夢」をめざしたいというのなら、あなたの説明にある、あなたの実体験やその時の気持ちもはっきりと書くべきでしょうね。でないと、先生を説得できません。