(志望動機)
中学生の頃、学習面や特技の面でうまくいかず思い悩んでいるときに、担任の先生は私の気持ちをくみ取り、アドバイスをしてくれたり自信を持てるような場を設けてくれました。ある手立て一つで、子どもは自信を持ち、持っている力を発揮できたり、さらに力を伸ばしたりしていけるのです。
私は、相手の立場に立ち「相手がどう思うか」「今相手は何を望んでいるか」を考えながら、人と接することを心がけています。「思いやり」の心は、教育現場はじめどのような場でも、相手の心に通じる大切なものだと思います。その気持ちから、児童・生徒の訴えたいことをくみ取ったり、学習面でのつまづきを探ったりすることが大事である「教師」という仕事に魅力を感じています。
特に、気持ちを表現することが難しかったり、外的な支援を必要としたりする児童・生徒と心を通わせたいのです。障害のあるなしにかかわらず、教師による何らかの手立てによって、子どもが力を伸ばすことができるのであれば、私はその手立てを考え実行する仕事に就きたいと思っています。
教師の言動は、良くも悪くも子どもたちに大きく影響を与えます。授業や部活動等においても、思いやりや配慮なくして、教育活動はできません。それだけ責任のある仕事だということを常に思い、適切な支援ができる教員になりたいと考えています。
(○県志望の理由)
私は、○県に生まれ、愛着を感じながら育ちました。○県にはたくさんのすばらしい伝統文化や美しい自然があり、それを大切にしていることを○県人として誇りに思います。このすばらしい文化や自然を子どもたちに伝えるためには、教師自身がその良さを感じ、愛着を持っていることが大事なのではないかと思います。
郷土に対する誇りや思いを子どもたちと一緒に共感合いしながら、教育現場で働くことを、強く志望しています。
自分自身が心に余裕を持つという点でも、家族や友人が多くいる 出身地○県で働きたいと考えています。
管理人回答:もう少し、説明してください。
(志望動機) と、(○県志望の理由)はどう関係するのでしょう?
できれば、これらの文章の作成、提出を要求する採用側の要求文、指示文の正確な転記をお願いします。
これが判らないと、的確なお答えは困難です。
説明が不十分で、失礼いたしました。
(志望動機)は、教員を志望する理由です。なぜこの「教師」という職業に就きたいか、その熱意を伝えるものです。
(○県志望の理由)は、「教師」という職業は全国どこでもできるのに、なぜこの県を志望したか、その理由を答えるものです。
この「志望動機」用紙を(試験官が)見ながら、試験当日面接を行うのです。
志望する熱意が伝わる文章かどうか、
文章構成としておかしくはないかどうか、
見ていただけないでしょうか。
管理人回答:志望動機として論旨が妙です。
(志望動機)
あなたの志望動機のポイントはこうなります。つまり、
>自分は、「相手の立場に立って考え」「接する」ことを大切にする人間であり、そういう「思いやり」の心は、どんな場でも「大切なもの」だが、教師ではとくに児童・生徒の気持ちや考えに配慮することが重要なので、そういう「「教師」という仕事に魅力を感じて」いる。
相手の気持ちに配慮することは、あなたご自身おっしゃるように、どんな仕事でも重要であって、教師に限ったことではないでしょう。あなたの志望動機は、この文章を読む限り、そういう単純なものでしかないということです。特段の熱意も感じられません。
また、自分の性格を論じてそこから教師という職業への適性につなげようとする論旨も、教育への情熱を感じさせるものではありません。自分を活かしたいという考え方は理解はされるでしょうが、教職に対する熱意という点では訴えるものがありません。
冒頭に自分の中学時代の経験をあげて、「生徒の視点から、自分のような性格・資質を持った教員の重要性を訴えているではないか」、とおっしゃるかも知れませんが、そういうヒネった論旨はどうかと思います。また、ご自分の中学時代の経験は、具体的なことが書かれていないので、さらに説得力がないのです。
まとめて言えば、全体が評論家然とした記述で、自分自身の「教師になりたい、生徒児童をこう指導したい、支えたい」という熱い気持ちがうかがえません。
(○県志望の理由)
最後の部分以外、とくにどうということはないでしょう。
最後の部分は、消極的な印象を与えますから、余計です。