大学院進学志望理由書 質問者/(お名前未記入)

大学4年のものです。
再生医療を研究している研究室に配属され三ヶ月になります。卒業後も同じ研究室で研究を行いたいと思い、同大学の院に進学することを考えています。
同じ研究室に残るといっても試験は受けなくてはならず、そのための書類として志望理由書の提出が求められています。
以下に示しますので、欠点のご指摘お願いします。

私が貴大学院貴専攻を志望した理由は、今年一年間と大学院での二年間という長い期間で研究を行うことで、より自身の専門性を高め、またその知識を生かして社会に貢献したいと強く感じているからです。
研究室に配属されてからの三ヶ月間、研究を進める上で必要なES細胞の基本的な培養技術を学びながら、先輩方が実験する様子を見させて頂きましたが、そこで感じたことが二つあります。まず一つ目は、ある実験系を始めてから何らかの結果が出るまでには相応の時間がかかること。そして二つ目は、その結果から派生した問題点、疑問点が次の実験系につながっていくということです。現在私は、ES細胞の増殖能に注目して、いかにして材料となるES細胞を効率よく増やすか、という観点から研究を行うことを検討しています。しかし動物細胞の扱いについては全くの初心者からのスタートであること、そして先に挙げた二点のことを考えると、卒業論文のための一年間だけでは中途半端な形で研究を終えなければならないと思われます。またそのような状態で社会に貢献したいといっても、知識、技術ともに不十分な状態であると思います。将来的には大学、大学院で学んだことを十分に生かせる企業での研究職に就きたいと考えていますので、このような点からも貴大学院に進学して、一貫した研究を行いたいと思っています。
再生医療は、従来の医薬品や手術では完治が難しかった難病の治療にも大いに役立つと期待されるほか、本人の細胞を利用して再生医療を行う場合には、拒絶反応や感染症を大幅に抑える効果が期待でき、人工臓器や移植に代わる有望な治療法として注目されています。しかしその半面、実用化に向けては安全性や生命倫理上の問題など、多くの課題が残されているように感じます。もし貴専攻への入学が許可されましたら、再生医療の実用化に向けて、ほんの僅かでも貢献できるように、熱心に研究に励みたいと思います。何卒よろしくお願い致します。

“大学院進学志望理由書 質問者/(お名前未記入)” への2件の返信

  1. 管理人回答:構成や内容の点で欠点はありません。

    タイトルの通りです。しかし、細かな表現、言葉使いにおかしな部分が少なくありません。とくに、余計な言葉を加えてあるために、論旨が取り辛くなっている部分もあります。「また」とか、「まず」とか、「このような観点から」とか、いろいろ書いておられますが、要するに、今年1年の学部での学習だけでは専門性が高まらない、というだけのことでしょう。その単純なことを言うのに、アレコレと、こねくり回しすぎです。

    途中までですが、添削例を示しておきます。

     私が貴大学院貴専攻を志望した理由は、今年一年間と大学院での二年間という長い期間で、合わせて三年をかけて同一テーマの研究を行うことで、より自身の専門性をより高め、またその知識を生かして社会に貢献したいと強く感じているからです。
    研究室に配属されてからの三ヶ月間、研究を進める上で必要なES細胞の基本的な培養技術を学びながら、先輩方実験する様子を見させて頂きましたが、そこで感じたことが二つあります。まず一つ目は、ある実験系を始めてから何らかの結果が出るまでには相応の時間がかかること。そして二つ目は、その結果から派生した問題点、疑問点が次の実験系につながっていくということです。現在私は、ES細胞の増殖能に注目して、いかにして材料となるES細胞を効率よく増やすか、という観点から研究を行うことを検討してに取り組もうと考えています。しかし動物細胞の扱いについては全くの初心者からのスタートであることそして先に挙げた二点のことを考えると、卒業論文のための一年間だけでは中途半端な形で研究を終えなければならないることになると思われます。またそのような状態で社会に貢献したいといっても、知識、技術ともに不十分な状態であると思います。将来的には大学、大学院で学んだことを十分に生かせる企業での研究職に就きたいと考えていますので、このような点からも貴大学院に進学して、一貫した研究に取り組む中で専門性を高め、知識や技能を深めたいとを行いたいと思っています。

  2. 添削ありがとうございました。

    大変参考になりました。
    ありがとうございました。

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