私には音楽教師になるという夢がある。その夢の実現のために、「教育」と「音楽」の双方を専門的に学べる環境である貴大学を志望した。
以前、ニュースや新聞で「いじめ」「ゆとり教育」「モンスターペアレント」など様々な教育問題を目の当たりにした。私は今後の学校教育に不安と疑問を抱くようになり、それと同時に、ただ漠然と音楽に関わる仕事がしたいという考えから、私自身が教育現場に立ち、これらの問題に取り組んでいきたいという明確な考えに変わっていった。
また、今まで自分にとって「音楽」とは何か思索にふけることがあった。コンクールで県大会出場を逃した際、初めて悔し涙を流したときのことである。そこで私の音楽に対しての考えが甘かったことに気付いた。
初心にかえり一から鍛え直し、更なる技術の向上を目指したい。
以上の理由から貴大学を志望する。
説得力があるかどうか、矛盾点など添削お願いします。
管理人回答:大きな論旨が変です。
単に音楽を教えるのではなく、子供たちを取り巻く諸問題を直視して、教育にもしっかり取り組みたい、そのためにそれを学べる貴学を志望する、というのでしょう。
それなのに、後段で自分のコンクールでの体験など、音楽そのものに関する話を落ち出して、技術の向上をめざしたいというのは、矛盾そのものです。
その他、微妙な言葉使いのおかしさ、用語の誤りなども多いです。好意的に読めば言いたいことは理解できますが、文章としての評価は低いでしょう。
>「教育」と「音楽」の双方を専門的に学べる
双方ではなく、両方でしょうね。
>以前、ニュースや新聞で「いじめ」「ゆとり教育」「モンスターペアレント」など様々な教育問題を目の当たりにした。
「ニュース」と「新聞」を同列に扱うのは誤りです。新聞やテレビなどで、ニュースが報じられるのです。
また、ニュース報道で知るのであれば「目の当たりにする」とは言いません。
>今まで自分にとって「音楽」とは何か思索にふけることがあった。
そういう場合、思索にふけるなどという表現は使いません。単に、自分の甘さを痛感して考えこんだと言うだけでしょう。
添削ありがとうございます
私は学校教育にもきちんと取り組みつつ、演奏の面でも実力のある教師になりたいのですが、技術の向上を目指すということを書くのは矛盾していますか?
管理人回答:よく読んでください。
最後に、その話を持ってくれば、それはまとめとしての位置付けになります。
いったん、両方をやりたいと言っておきながら、まとめでまた演奏技術の話を持ち出すのは、おかしいでしょうと、申し上げています。