論文の添削のお願いについて 質問者/GIANT

以下の課題に対して、その答えになっているかどうかの添削をお願いします。

(課題)
テーマ「永久的革新企業」…新しい発想を考えながら、仕事を進めることはどういうことか?、実際に行っている具体的な内容も一緒に書いてください。

(論文)
 新しい発想を生み出すのに欠かせないのは、学問や知識によってしなわれた心の豊かさ(教養)であると考えている。教養は、現場での様々な問題の中で共通な性質を見つけ出す力である。
 私の仕事は、半導体露光装置でウェハー上に焼き付けられたパターンの測定データからユーザーが求めている結果(工程規格)を出力する測定処理ソフトと、現場での測定作業実績を管理し、作業停滞理由を分析するソフトの作成と改良が主である。ソフトの設計時で、誰が行っても同じ結果が出せるモノにすることを前提に置いている。ソフトの配布時の解釈は一通り(測定データファイルを選択して実行ボタンを押す)のみにし、他の解釈はどんどん自動化して無くしている。図面でのデータ処理方法がどんなに特殊で複雑であっても、全てプログラムが判断し自動実行させている。そのためには、現場での正確な判断と発想力が求められている。
 測定現場は、重ね合わせ精度の測定と、SEMによる解像精度の測定を行っている。各測定現場での作業は、通常は作業標準書に基づいて進めている。しかし、トラブルが明確になると直ちに作業を止めて、スタッフやリーダーを含めた作業者一人一人が真の原因の追求と、どうすれば良いかの対策を考えて実施し、再び作業を始めている。作業者の間では、相手と話し意思を伝えることだけでなく、作業者全員が納得し、行動につなげる認識を深め、実践している。この手法だと問題が起これば起こるほど新しい発想が生まれて改善が進み、作業者の知識やノウハウも豊かになる。
 ただし、トラブルが発生したら直ぐに対応し、再発防止策を立案・実施する事は大事だが、その前に、課題に気付かなければならない。測定現場の環境を読み取って、迅速に行動できる力が足りないように感じている。課題に気付く感受性を常に磨く必要がある。
 測定データから理想のデータを算出する数値計算を正確に考えられるようにデータ解析に関する知識を常に吸収し、一般的な原理原則に沿って数々の測定処理ソフトを作っていた。しかし、測定データの途中に欠損が発生するという想定外の事態が発生し、間違った結果を出すことがあった。測定現場での作業者一人一人の作業状況を十分把握しないまま、処理ソフトにインプットする測定データは絶対的に正しい
という前提を置いてしまったからである。
 そこで、測定処理ソフトの品質の原点は測定現場にあると確信した。測定データにどのような事が起こっても結果が正しいか間違っているかを使用者自身に気付かせる方法を探した。また、何故、想定できなかった測定データが出てしまったのかに対し、原因のなぜ・なぜ・なぜ・なぜ・なぜを繰り返し、真の原因へ深耕している。
 今まで述べたように現場での判断を大切にすると言う現場主義を主張したが、限界はあると思われる。現場にあまりに埋没してしまうと、その問題をより大きな視点からとらえ直して、上位の概念や理論を作ることができなくなる。
 測定作業上に起こるトラブルを順次に対応するだけで精一杯になり、数々のトラブルの原因は共通しているものに気付いていなかったことがある。測定作業は、測定仕様書に基づいて管理されている。測定仕様書の解釈は次第に複雑になっていることから、確認漏れがいつ出てもおかしくない状況である。測定仕様書の作り方を1つ1つ改善してもトラブルは減らない。そこで、視点を変えてみると、測定仕様書は、紙上で管理されていることに問題があると確信した。作業者は紙を見ながら1つ1つの作業を実施している。この現状を打破するためには、測定仕様書を電子化し、行うべき作業内容を作業者が正確に行っているかを監視するシステムを作っている。
それもまた、大きな発想力が求められている。
 次々と新機種の半導体露光装置が開発されていく中で、様々な現場での変化を読み取って、自発的な行動に磨きをかけていかなければいけない。新しい発想を考えながら仕事を進めることは、原理原則に沿った分析に現場の生きた判断や価値観、目指すべき姿などを組み込み、自発的な行動を行うことであると考えている。

“論文の添削のお願いについて 質問者/GIANT” への9件の返信

  1. 管理人回答:そうです。

    >下記の②の文が無いと、①から③への展開に何か抜けているように見えるということですね?

    文章表現そのものは別として、そうです。
    --そういう論旨展開が妥当ではないですか? と、書いている通りです。

    >「ありたい姿」から離れて、正しいと言える仕事術を探します。何かお勧めの本がありましたら教えていただけますか?

    「ありたい姿」がどうのこうのと、下らないお題目、あるいは流行り文句になど、こだわっていないで、物事の本質を自分の言葉で語るべきでしょう?と申し上げているのです。
    仕事に、これさえやればOKという魔法の「術」などないのですから、仕事術ウンヌンというものを求める姿勢そのものが、おかしいのではないですか?

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