◎質問者(文章執筆者)の性別/女
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/21歳
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/特別支援教育専攻科の進学論文
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/大学専攻科
◎チェックしてほしい文章/
テーマ:「特別支援教育」について知るところを述べた後、あなた自身の考えをまとめなさい。
特別支援教育は、障害のある児童生徒に対してその一人一人の教育的ニーズを把握し、当該児童生徒の持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するために、適切な教育を通じて必要な支援を行なうものである。そのためには、教育的支援に関わる教育、福祉、医療、労働等のさまざまな関係機関と連携すること、障害に応じて指導方法を考えることが重要になる。
上記のことを踏まえて、2点のことに注意して特別支援教育について考え、学んでいきたいと考える。
まず一点目は、個々の教育的ニーズに応じた支援をするために障害についてしっかり理解することがである。そして、これは特別支援教育に関わる人だけではなく、多くの人に理解してもらうことも必要である。そうすることで、障害のある児童生徒も住みやすく学びやすい環境を作ることができると考える。また、関係機関だけではなく、地域の人々との連携も取りやすくなると考える。
二点目は、普通学校の生徒と特別支援学校の生徒との関わる機会を作ることである。障害について理解するという意味でも必要であると考える。私が教育実習で行った小学校では、特別支援学級に上級生が掃除の手伝いに行くなどして関わりを持っていた。その中で、その人の立場に立って考えるなどの思いやりなどを自然と身に付けていた。このように、生徒同士で理解し合うことで特別支援教育はもっとより良いものになると考える。
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/
・文章構成に違和感がないか
・論旨展開でおかしなところはないか
管理人回答:かなり良くはなりましたが。
これまで指摘した点については、かなり良くなりました。
ただ、…
1.
まる1の最初のセンテンスは、何でしょうか?
>小学校1年生は、集団生活など何においても初めての経験である。
これを、すなおに読めば、小学校1年生におけるさまざまな「初めての経験」のことを述べるのかと感じますが、以降で書かれているのは、集団生活の話と、その学級経営の具体論であるグループワークの話ばかりです。
つまり、この出だしのセンテンスは、不適切です。
2.
>そうすることで、生徒たちが自然と協力し合ったり、良いことをしたりするように身に付けたい。
主語と述語の関係が変です。誰が「身に付けたい」のですか?
最終チェックお願いします。
①小学校1年生にとって、集団生活は初めての経験である。集団性活がどのようなものであるか理解するとともに楽しいものであると実感させたい。そのために、生徒同士が協力し助け合うことのでき、お互いに高め合うことのできるクラスにしたい。そして、協力し合う中でその人の立場のなって考えるなどの思いやりの精神を学ぶとともに、集団性活に慣れていってほしい。
②そのために、グループワーク取り入れた学級経営をしようと思う。授業では、始まりと終わりの準備や片付けはどのグループが早くできるか、発表の回数をグループで競わせたりする。また、グループでわからない友達がいたら教え合うように指導したい。そして、授業だけではなく学校生活の中でもグループワークを取り入れ、良いことをしたグループポイントを付けるなどして競い合うようにしたい。そうすることで、生徒たちが自然と協力し合ったり、良いことをしたりするように身に付けさせたい。
管理人回答:結構です。ただし、
結構です。ただし、あなたが、
>どのようなクラスにしたいと思うか。
という問いに対して、「集団生活の楽しさを知り、それを理解するクラスにしたい」というのであれば、ですが。