◎質問者(文章執筆者)の性別/女
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/26歳
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/社会人入試
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/看護学校
◎チェックしてほしい文章/
[看護師志願の理由]
私は現在、通所介護施設に介護士として勤務している。これまで、認知症高齢者グループホームで3年半勤務し、カナダで福祉を勉強した後、現地ナーシングホームにて1年間、介護士として勤務してきた。介護士として働く中で、自分に出来ることが制限されており、医療の専門知識不足から利用者様に満足なケアを提供出来ないことに何度ももどかしさを感じた。介護士として学んだ、家族に近い目線で利用者と関わることと、看護師としての専門知識を活かすことで、最適なケアを提供していきたいと考えている。また、看護師になった後も日々勉強を続け、将来は認知症認定看護師として高齢者分野において活躍することが目標だ。貴校は、社会人からの入学者も多くいると伺い、幅広い世代の方々と共に勉強することでよりよい刺激になると思った。また、自宅から近いため通学時のストレスが少なく、より多くの時間を勉強に専念できるという点から、貴校を志願する。
[自己評価(長所・欠点・人柄・資質等)]
私の長所は、向上心を持ち続けながら努力を欠かさないことだ。3年半勤務したグループホームの退職を機に、学生時代の夢だった留学に挑戦しようと決意した。独学で留学に必要な語学を身に付け、留学中は学業に加えて週15時間の福祉施設でのボランティア活動を帰国前まで続けた。学科内上位5番の成績で卒業し、学業と社会活動の両立のため積み上げてきた小さな努力は、困難を乗り越える上での大きな自信に繋がった。その反面、悩みを抱え込みやすいのが私の欠点だ。一生懸命になるほど周囲が見えなくなる傾向があるため、職場では些細なことでも上司や同僚と話す機会を設け、自分一人で抱え込まないよう努力している。これまで、興味のあることには積極的に挑戦してきた。趣味の旅行が興じて海外を一人で旅行した経験からは、旅先で出会った様々な年齢・文化背景を持つ人々と意見を交わすことで、偏見なく人の意見を取り入れる広い視野を身に付けた。これらの経験から得た多角的かつ客観的に物事を捉えるスキルは重要であると考え、看護師として相手の立場に立って考える際に活かしていきたい。
[推薦理由]
私は、高校卒業後より介護の仕事をしてきた。怪我の治療のため介護から一時期離れたが、海外で福祉を勉強・福祉施設での勤務後、再び日本の介護現場に戻ってきた。海外での経験を通し、非言語コミュニケーションの重要性は国や文化を問わないことに気付き、改めて利用者様との関わり方について考えるきっかけとなった。認知症介護においても、言葉以外に、声のトーンや表情で相手に安心感を与えながら接することが重要だと学んだ。ゆえに、利用者様には常に笑顔で接し、多忙な業務の中でも話し方や表情には特に配慮し、不安感を与えない冷静な対応を心がけている。仕事は大変だが、利用者様の笑顔を見ると、この仕事のやりがいを改めて実感できる。これらの経験を活かし、相手の立場に立った心のケアもできる看護師を目指していきたいと思う。3年間は同じ目標を持つ仲間と実習や勉学に励み、卒業後も常に向上心を持ち続け、看護のプロとしてより多くの人と関わることで自分自身成長していきたい。
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/
語尾が不自然でないか。
看護師になりたい熱意は感じ取れるか。
社会人としての経験が具体的かつ理解しやすく書かれているか。
文章が一般的・抽象的になっていないか。
以上、よろしくお願いいたします。
管理人回答:具体性不足です。
>語尾が不自然でないか。
問題ありません。
>看護師になりたい熱意は感じ取れるか。
文章表現で、そんなものを表そうとすること自体、不要だというのが管理人の意見です。確信しています。それを表したいなら、これまでの自分の行動や自分のものの考え方で表現するしかありません。そして、それを明快に、判りやすく書くことです。
その意味で、若干、熱意が伝わりきっているとは言えない部分があります。
以下参照。
>社会人としての経験が具体的かつ理解しやすく書かれているか。
>文章が一般的・抽象的になっていないか。
一緒に回答します。具体性が足りません。
>介護士として働く中で、自分に出来ることが制限されており、
>医療の専門知識不足から利用者様に満足なケアを提供出来ない
>ことに何度ももどかしさを感じた。
それらの具体例が必要です。具体例なしでは、誰にでも(頭の中だけで)考え付く平凡な理由でしかありません。下記のようなツマラナイことをカットしてもっと具体的に書いてください。
>貴校は、社会人からの入学者も多くいると伺い、幅広い世代の方々と共に勉強することでよりよい刺激になると思った。
>通学時のストレスが少なく
下記3箇所などももう少し具体性が欲しいところです。
>留学中は学業に加えて週15時間の福祉施設でのボランティア活動を帰国前まで続けた。
>趣味の旅行が興じて海外を一人で旅行した経験からは、旅先で出会った様々な年齢・文化背景を持つ人々と意見を交わすことで、
>認知症介護においても、言葉以外に、声のトーンや表情で相手に安心感を与えながら接することが重要だと学んだ。
下記2点が説明不足です。
>3年半勤務したグループホームの退職を機に、学生時代の夢だった留学に挑戦しようと決意した。
なぜ、退職したのですか?志願理由を読むと、留学目的での退職かと思えるのに、ここでは退職を機に留学を考えたと書いてあります。読むものは、混乱します。
>職場では些細なことでも上司や同僚と話す機会を設け、自分一人で抱え込まないよう努力している。
最初の2つの文章を読む限り、退職して留学したことしか理解できません。「職場」とはどこのことか、推薦理由の文を読むまでは不明です。もちろん、履歴書なども提出するのでしょうが、それとつき合わせながら読まないと理解できないようでは、困ります。
余計なことですが、全体に理屈に走った、頭デッカチな印象があります。書いてある理屈はすべて正しく、よくまとまっているので、それに苦情はないのですが、それだけに冷たい感じもします。看護師の仕事というのはもっと泥臭い、人間的なものでしょう。
先に指摘したように、具体例を交えて書くことでその印象は薄まるでしょう。
早速のアドバイス、どうもありがとうございます。
具体例を交え、修正してみました。
改善しているかどうか、チェックしていただけると助かります。
看護師志願理由
私は現在、通所介護施設に介護士として勤務している。これまで、認知症高齢者グループホームで3年半勤務し、怪我による退職・療養後はカナダで福祉を勉強した後、現地緩和ケア施設にて1年間、看護助手として勤務してきた。
介護士として働く中で、自分に出来ることが制限されており、医療の専門知識不足から利用者様に満足なケアを提供出来ないことに何度ももどかしさを感じた。グループホームでの夜勤中、利用者様が嘔吐し、嘔吐物が喉に詰まって呼吸困難になる事態が発生した。すぐに提携病院に連絡し、医師・看護師が駆け付けたが、緊急時に適切な医療行為が出来ず、苦しむ利用者様を目の前にして励ますことしか出来ない自分にもどかしさを感じた。その時、医療の専門知識不足・医療行為ができないことへの悔しい気持ちが強く心に残った。
介護士として学んだ、家族に近い目線で利用者と関わることと、看護師としての専門知識を活かすことで、最適なケアを提供していきたいと考えている。また、看護師になった後も日々勉強を続け、将来は認知症認定看護師として高齢者分野において
活躍する人の役に立つことが目標だ。貴校は、社会人からの入学者も多くいると伺い、幅広い世代の方々と共に勉強することでよりよい刺激になると思った。また、自宅から近いため通学時のストレスが少なく、より多くの時間を勉強に専念できるという点から、貴校を志願する。自己評価(長所・欠点・人柄・資質)
私の長所は、向上心を持ち続けながら努力を欠かさないことだ。[色:FF0000]怪我による[/色]、3年半勤務したグループホームの退職を機に、学生時代の夢だった留学に挑戦しようと決意した。独学で留学に必要な語学を身に付け、留学中は学業に加えて[打消]週15時間の福祉施設でのボランティア活動[/打消][色:000000]認知症高齢者の話し相手・施設でのレクリエーション補助のボランティア[/色]を帰国前まで続けた。学科内上位5番の成績で卒業し、学業と社会活動の両立のため積み上げてきた小さな努力は、困難を乗り越える上での大きな自信に繋がった。その反面、悩みを抱え込みやすいのが私の欠点だ。一生懸命になるほど周囲が見えなくなる傾向があるため、[打消]職場[/打消][色:FF0000]現在勤務している通所介護施設[/色]では些細なことでも上司や同僚と話す機会を設け、自分一人で抱え込まないよう努力している。これまで、興味のあることには積極的に挑戦してきた。[打消]趣味の旅行が興じて海外を一人で旅行した経験からは、旅先で出会った様々な年齢・文化背景を持つ人々と意見を交わすことで[/打消]、[色:FF0000]カナダ留学中には一人で一か月かけて大陸横断の旅を経験し、同じ宿に泊まった人々と夜遅くまで人生観や生き方について語り合った。そこから、[/色]偏見なく人の意見を取り入れる広い視野を身に付けることができた。これらの経験から得た多角的かつ客観的に物事を捉えるスキルは重要であると考え、看護師として相手の立場に立って考える際に活かしていきたい。
推薦理由
私は、高校卒業後より介護の仕事をしてきた。怪我の治療のため介護から一時期離れたが、海外で福祉を勉強・福祉施設での勤務後、再び日本の介護現場に戻ってきた。海外での経験を通し、非言語コミュニケーションの重要性は国や文化を問わないことに気付き、改めて利用者様との関わり方について考えるきっかけとなった。以来、認知症介護において
も、声のトーンを低くしてゆっくり話し、そして笑顔で利用者様と目線の高さを合わせ会話する配慮をするようにした。言葉以外に、声のトーンや表情で相手に安心感を与えながら接することが重要だと学んだ。ゆえに、利用者様には常に笑顔で接し、多忙な業務の中でも不安感を与えない落ち着いた話し方・優しい表情でいることを常に念頭に置き、明るく笑顔を絶やさないように心掛けている。話し方や表情には特に配慮し、不安感を与えない冷静な対応を心がけている。仕事は大変だが、利用者様の笑顔を見ると、この仕事のやりがいを改めて実感できる。これらの経験を活かし、相手の立場に立った心のケアもできる看護師を目指していきたいと思う。3年間は同じ目標を持つ仲間と実習や勉学に励み、卒業後も常に向上心を持ち続け、看護のプロとしてより多くの人と関わることで自分自身成長していきたい。管理人回答:あと少しです。
看護師志願理由
「利用者様」のイメージが浮かびません。具体性不足。
「高齢者分野」意味は理解できますが、言葉として変ですし、違和感があります。
自己評価
>怪我による、3年半勤務したグループホームの退職を機に、
「怪我で、3年半勤務したグループホームを退職したのを機に」
「同じ宿に泊まった人々」のイメージが浮かびません。具体性不足。
推薦理由
「怪我の治療のため」退職しなければならないほどの怪我とは何か、イメージが浮かびません。具体性不足。
>声のトーンを低くしてゆっくり話し、そして笑顔で利用者様と目線の高さを合わせ会話する配慮をするようにした。
>不安感を与えない落ち着いた話し方・優しい表情でいることを常に念頭に置き、明るく笑顔を絶やさないように心掛けている。
以前と大差ありません。要するに、教科書を見て、その内容を書いているだけのように感じます。
>3年間は同じ目標を持つ仲間と実習や勉学に励み、卒業後も常に向上心を持ち続け、看護のプロとしてより多くの人と関わることで自分自身成長していきたい。
抱負を書けと言われているのではないのでしょうから、こんなことは余計です。