大学教育学部課題教育小論文 質問者/みけねこ

◎質問者(文章執筆者)の性別/女
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/大学教育学部の課題練習
◎チェックしてほしい文章/「授業をまじめに受けない学生がいるのは、学生ではなく教師に問題がある」という意見がある。あなたはこの意見に賛成か反対か。600字以内で述べよ。
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/・論理のある文章構成になっているか
・説得力はあるか
・文章表現で指摘する点はあるか

私はこの意見に賛成である。子ども達が授業をまじめに受けないのは、その授業が彼らに面白いと感じさせたり、学んで価値のあるものだと感じさせる効果が弱いからだと考える。よく、自分の好きなアニメのキャラクターの名前や誕生日はすぐ覚えられるのに、学校の授業で習う暗記物となるとなかなか覚える気になれないという人がいる。これは、その人にとって学校で習う、覚えるべき事が自分の興味を引くものではないからではないか。
私は小学校の理科の授業で川の流れの学習をした時のことが強く印象に残っている。その授業では、クラス皆で校庭の砂場へ出て、土を掘ったり固めたりして川の流れる道をつくった。そして完成した道に、ホースから水を流して川の流れを目で見て学んだ。この時、自分たちの手でつくったということが嬉しくて、夢中になって水の流れを観察したのを覚えている。おそらく、同じ内容を教師がただ教科書を読んで教えるだけだったら、ここまで授業に関心が持てなかったと思う。
だから私は、教師が子ども達の興味関心を引くような授業の仕方をすれば、子ども達はまじめに受けるだろうと考える。もちろん教える教科や内容によって子ども達の関心度に差はある。しかし、子ども達が毛嫌いしてしまいそうなことほど、いかに教師が関心を持たせるかが重要だと考える。