小学校教員採用試験課題教育論文 質問者/ちゃき

◎質問者(文章執筆者)の性別/女
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/24歳 小学校常勤講師
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/教員採用試験 論作文練習課題(800字)
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/特になし
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/
・課題「私の考える理想の教師像」の把握。
・構成・表現力
◎チェックしてほしい文章/
私は、これまでの講師経験を通して、次のような教師でありたいと思っている。
(1)児童一人ひとりを大切にできる教師。
私自身、反省することもよくあるのだが、教師は児童を全体的に見がちである。全体の中でどこの位置にいるか考えたり、A児とB児を比較したりしてしまう。しかし、児童にとっては、一対一の関係である。常にそのことを念頭に置き、一人一人を大切にし、細かい配慮を心掛けたい。毎日、必ずクラス全員に目と声を掛け、一人一人が楽しく学校生活を送っているかを細かく観察し、明るく親しみのあるクラスをつくりたい。
(2)児童にとって、興味深く、そして分かりやすい授業を行える教師。
学校生活の中心は、学習である。学習の場が楽しく、意欲をもって取り組める環境であれば、教室は過ごしやすい場所になるだろう。教材研究をしっかりと行い、常に児童が興味を持てる授業作りを心掛けたい。また、机間指導をこまめに行い、児童全員が、毎日の学習を確実に理解できるようにしたい。
(3)保護者との連携を密に行う教師。
不審者や塾に通う児童の増加など、社会が変容し、学校現場の教育だけでは、全ての児童に充実した教育を行えなくなってきた。そういった現状の中で、大切なことは子供の一番身近な存在である保護者にも協力を仰ぐことである。学校で学んだことの確実な定着、友達関係のこと、保護者がしっかりと把握し教師と共に、目や声を掛け合うことで、子どもたちはより充実した学校生活を送ることができるだろう。子供たちの様子や学習内容などを、便りや連絡帳などで、こまめに伝え保護者と共に安心して楽しく通える学級をつくりたい。
以上、三点について、これからも着実に実践していきたい。毎日、児童が楽しく通える学級をつくれる教師、それが私の理想の教師像である。