大学獣医学部進学?課題作文 質問者/みゆ

「人と動物とのよりよい関係とは」をテーマしにた作文です。
文字数は600字~800字です。

「人と動物とのよりよい関係とは」

人と動物との関係は、この地球上に人類が誕生した時から始まっている。特に犬は、約二万年前人間がまだ狩猟をしていた原始時代に初めて家畜化した動物であり、人に「心の休まる瞬間」をもたらした動物と言われ、猫は紀元前二千年頃から既にコンパニオンアニマルとして古代エジプト人に愛されていが、人間と密接な関係を保ちながら独立した生き方は次第に古代エジプト社会で特別に崇拝される存在になり、神として崇められていた。
その対等または恐れの対称だった動物と人間との関係は、武器の発達と共に変化していった。強力な武器のおかげで人間はもう他の動物を恐れる事は無くなり、「人間こそが地上の支配者である」という思考が根付いていった。そして、産業革命によって動植物への支配力はますます増大していった。
人がその間違いに気づいた時、多くの動物たちが絶滅やその危機に陥っていた。
もともと人間は自然の中で群れを成して暮らしてきた動物であり、さまざまな動物たちや植物と関わりあって生きてきた。もし、彼らを排除すれば、それは私たち自身の一部を破壊することになる。よって人は生涯、健康であるためには周囲の植物や動物と係わり合い、接していかなければならない。植物や動物との共生こそが人間に備わった元来の生き方であり、人と動物が共に心地良く生きられる環境こそが人間にとって「健康な社会」だという事は、もはやくつがえしようのない事実である。そしてその環境を手に入れるためには、「動植物は人間によって管理・支配されるものである」という人間側の意識そのものを変えなければならない。
本来、人と動物の間には支配関係などはなく、人と動物はお互い尊敬すべき仲間である。これこそが、人と動物とのよりよい関係である。