大学AO入試課題小論文 質問者/いつき

◎質問者(文章執筆者)の性別/ 女
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/17.高3
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/AO入試の小論文課題…初対面の人(複数)に、自分の特長を深くかつ正確に知ってもらおうとするとき あなたの味方考え方に大きな影響を与えた経験をどのように伝えるか。
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/国際基督教大学
◎チェックしてほしい文章/
私は小さいころから自立した子に育つようにという親の教育方針のもと育てられた。中学二年生で掃除、洗濯、朝ご飯と休日の食事は自分でこなしていた。自分のことは自分でやるという環境から私は自分に関することは全て理解しているつもりでいた。だが祖父の死を通してそれが間違っていたのだと強く感じた。
祖父は頭が良く、温厚な人柄をもっていた。わからないことは祖父に聞けば必ず答えを持っていて、雑学好きだった私にたくさんのことを教えてくれた。私は祖父が大好きでとても尊敬していた。そんな祖父が慢性ガンだと診断されたのは私が高校に上がってすぐのことだった。血液関連の病であったため、幾度の血液検査と輸血が必要となった。日に日に増えていく注射の痕は痣となり、痛々しく祖父の腕に残った。唯一家族で祖父と同じ血液型を持つ私は祖父の力になりたいという気持ちが強くあった。病気について調べた結果、完治の可能性があるのは骨髄移植をすることだとわかった。この移植は白血球の血液型であるH L A型がドナーと患者で一致することが絶対条件。だが、この型が一致する確率は同父母の兄弟姉妹間で約25%、非血縁者間では約数百から数万分の一と言われている。決して高いとは言えない数値だ。それに加え、高校生でのドナー登録は特例でない限り認められない。私は他に力になれる方法を探し、献血にたどり着いた。だが、女子高校生の一回の献血可能量は200MLで、次の献血までは最低30日空けなければならない。祖父の献血量には到底及ばず、それが祖父に輸血されるかもわからない。思うように祖父の力になれないことが悔しかった。そしてその数週間後、祖父は帰らぬ人となった。
病気も死も誰もが経験することで身近にあるものなのに、私はそれらについて何も理解していなかった。死は悲しいものだ、と単純に思っていたがそんな簡単なことではないのだとわかった。悲しさはもちろん、安堵や悔いもある。葬儀の準備などを急かされる祖母を見ていると先が思い遣られる気持ちにもなった。矛盾する感情が次々とうまれ、自分の中で飛び交う。自分の気持ちがわからないまま時と涙だけが流れた。
祖母や私の母は祖父の死をどう感じたのだろうか。祖父と過ごした時間が長い分、私よりもいろんな思いがあったはずだ。自分の感情さえも収拾がつかず2人を支える余裕もなかった私は自分の無力さを思い知った。今までの自主自立は表面的なものだったのだと自覚した。だが、このことから学んだこともある。自分の無知を知ることはその克服への努力の原動力になること。それと同時に学びに対する姿勢を改めるきっかけをつくることにも繋がる。

◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/表現方法や言葉遣い、全体的な評価
◎質問したい事柄/このあとまとめにはいりたいのですが、目標である国際弁護士にどうからめたらいいのかがわかりません。重い話で下手な文章ですがよろしくお願いします。