◎質問者(文章執筆者)の性別/ 女
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/ 2年
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/ 小論文
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/ 受験する大学
◎チェックしてほしい文章/ 「この先15年間の世界の動向や社会情勢を踏まえた上で、工学が担うべき役割について、あなたの考えるところを書きなさい。」というテーマの小論文です。
工学とは数学と自然科学を基礎とし、ときには人文科学・社会科学の知見を用いて、公共の安全、健康、福祉のために有用な事物や快適な環境を構築することを目的とする学問である。
21世紀にはいり、世界の人口は60億を超え、人類の生存が 地球環境に与える影響は益々増大している。 他の生物も自己再生、増殖をするが、それらが生み出す全ての物は 何億年も掛けできあがった生態系の中に組み込まれており、その循環過 程の内で処理され自然環境に致命的影響を与えることはまずない。人類が他の生物と最も異なる所はその生存過程において、大量のエネルギーを消費し、自然界に存在しない物を創り出し、その廃棄物を排出して地球の環境、生態系に致命的影響を与えるところにある。
産業革命以来、工学は日々新しい物を創造し人類の生活面での量、質、及び機能の向上に努めている。しかし、その結果が大量のエネルギーを消費し、大量の産業廃棄物を産み地球環境に対して悪影響を与えるているとすれば、軌道修正しなければならない。
世界自然保護基金は、このままのペースで人類が天然資源を消費し続けると、2030年代には地球2個分の資源が必要になるとする「生きている地球リポート」を発表した。それによると、燃料や森林、水産物など世界中の資源需要は、人口の増加やライフスタイルの変化などによって1980年代半ばに地球が再生産できる供給量を上回った後、ほぼ一貫して伸び続けている。現在は地球1.3個分を消費する量の需要がある。超過している分は、地下資源など「貯金」を食いつぶしている状態だという。
このような現状で、これからの工学に求められるものはなんだろうか。それは人類の生存面への注力であると考える。当然これは地球環境を守ることとつながる。
その為には、現在の自然の浄化能力に依存した生産、消費、廃棄の方 式から環境に極力負荷を掛けない、生産、消費、廃棄、回収、再利用の 循環型のものに変えていく必要がある。エネルギーで言えば、太陽光・太陽熱、水力、風力といった再生可能エネルギーへの変換が求められる。これからの
工学の担うべき役割とは、開発設計の段階から、この循環方式に乗る技術、商品を開発し、創り出す事だ。
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/ 日本語がおかしいところがないか。小論文の構成としておかしくないか。
◎質問したい事柄/ 小論文ということで具体的なデータなどが必要なのかと思い、いろいろ調べて書いたのですが、自分の意見が少ないか?