◎質問者(文章執筆者)の性別/男
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/27 学部卒
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/学士編入試験の自己推薦文と推薦書
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/○○大学
◎チェックしてほしい文章/
自己推薦書
1) 志望の動機
私が貴校の学士編入学を志望した動機は、医学的だけでなく、精神的にも患者の力となることができる医師になりたいと強く思うようになったからである。そのように思いはじめたのは、歯科医師研修期間中、私が担当した患者が急変した際に診察していただいた医師との出会いがきっかけである。患者は糖尿病、慢性閉塞性肺疾患を基礎疾患として患っていた。顎骨の悪性腫瘍切除術施行後ICU管理となった。容態が急変し私は担当医の一人としてICUへ向かった。患者の容態は、私や先輩方での処置は困難と判断し、他科の医師へ診察を依頼。かけつけた医師の迅速かつ的確な診断、処置のおかげで患者の容態は改善した。その後患者が一般病棟へ移ったあとも、その医師は診察へ訪れ、患者の様子を見にきていた。私はその医師から、確かな知識と技術、患者や家族に対する真摯な姿勢を感じた。私は歯科医師として、日々の診療を通じ患者の精神的な力になれることは可能であると思っている。しかし、医学的な観点においては、歯科医師の範疇を超える事態に直面した際、歯科医師として行えることは限定的である。そのため医師になりたいと希望している。どうか、私にその機会を与えてくださるようお願い致します。
2) 大学あるいは大学院で学んだ専門知識の概略
私は歯学部での6年間で、○○大学歯学部の「歯科医療人である前に良識豊かな人間であれ」という理念のもとに、講義を通じて、基礎医学、基礎、臨床歯科学、歯科と隣接する医学臨床分野などの、歯科学、医学に関する幅広い知識を学び、臨床実習を通じて、医療に携わる者としての心構え、患者に対する診療姿勢、他の医療従事者とのチームワークの大切さ診療技術、を学んだ。
また、○○県は、○○諸島や○○列島などの多くの離島を持つ県であったため、○○大学歯学部では地域・離島歯科医療学がカリキュラムとしてあった。講義では、○○の地域、離島の歯科医療の変遷と現状について学んだ。私は地域医療、離島医療に興味があったため、そのプログラムの中で、実際に○○列島にある○○島への離島診療に帯同し、離島僻地歯科治療を体験させていただき、地域医療、離島医療の大切さを学んだ。
3) 専門知識を医学・医療にどう生かすか
歯科は医科と非常に多くの点で密接な関係にある。その中でも、医療に対する倫理、患者への姿勢は、医科、歯科において診療分野は違えど、本質的には同じである。そのため、歯学部で学んだ医療の倫理と法の原則に則り、患者中心の医療の実践していく心構えは、そのまま生かせることができると考える。また、歯科医師としての診療を通じて体得した、コミュニケーション能力を用いて、患者との信頼関係を構築することに生かすことができる。
歯科学を学ぶ中で身に付けた、継続して積極的に学ぶ姿勢によって、常に進歩し続ける先進的医療への対応、さらには、新たな知識、技術への貢献をすることができると考える。
歯学部で学んだ、歯科に関する知識については、様々なことに応用ができると考える。たとえば、顎顔面領域に関する知識を用いて、形成外科、救急科における歯科学の顎顔面領域を含む外傷へ応用、口腔ケアを用いて周術期患者に対する人工呼吸器関連肺炎や、高齢者における誤嚥性肺炎の予防、地域医療においては、歯科医師が少ない地域での高齢者に対する全身的な診察と、口腔内の義歯等の調整、摂食嚥下訓練等による食生活の改善などがあげられる。
また、医師と歯科医師両方の知識を有することによって、両分野の架け橋となり、医師、歯科医師のさらなる協力に貢献できると考える。
4) 学業以外で特筆すべき事項
大学時代、私は軽音楽部に所属していた。ひとつの曲を演奏するために、何度も反復練習し、メンバーで一つの目的を達成する喜びを経験した。また毎年クリスマスには、大学付属病院の小児科で演奏会へ参加していた。その際、音楽を通して、患者やその家族と積極的に交流をはかり、QOLの向上に少しではあるが関わっていた。
○○大学付属病院での歯科研修期間は、歯科口腔外科に所属。主に口腔癌患者の周術期管理、入院中の患者の歯科治療、NSTへの参加などを行っていた。また歯科医師として、緊急時にも対応できるために、院内で開催されたBSL、ICLSコースの受講し、研修終了している。
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/
文章として矛盾しているところはあるか。
説得力があるか。
改善するとしたら、どのように改善すべきか。
◎質問したい事柄/
自己推薦分の4)にボリュームを足したいが、どうしたらよいでしょうか?