◎質問者(文章執筆者)の性別/女
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/18歳 高校3年
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/公募推薦入試出願時の自己推薦書
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/公立大学 経営情報学部
◎チェックしてほしい文章/
私の母の実家は畳屋を営んでいる。また、兼業農家として農作物も作っている。幼い頃から母の実家で過ごし、手伝いをすることも多かったため、畳作りの仕事や農業に興味を持つようになった。私は幼い頃から将来は家業の畳屋を継ぐのが当然と考えていたので商業に関する幅広い知識を習得したいという気持ちから商業高校への進学を選んだ。○○商業高校は検定取得にも力を入れており、また、「○商ショップ」という販売実習を学校全体で取り組んでいることを知り興味をもった。また、○商ショップの本部役員として意欲のある者を裁量枠で募集していることも知り、商売に関する生きた知識が得られると考え志願した。
高校では特に検定取得に目標を定め、力を入れた。それは、簿記や情報処理など幅広い検定が用意されており、学習目標を設定しやすいこと、計画的な学習が立てやすいこと、達成感を得やすいことなどの利点があるからだ。また、商業の科目だけでなくグローバル化に伴う基礎知識の充実という観点から英語検定にも積極的に取り組んだ。
○商ショップ本部役員の活動は毎日行われる。12月の第2週の土曜日と日曜日の2日間の販売実習に向けて、1年間をかけて様々な準備をする。平均的な下校時刻は、1学期は19時頃、2学期は20時頃、ショップ開催間際となると21時以降となることもしばしばである。
現在、私は副社長の立場にある。毎週行われる店長会の内容確認やレジ・POPなどの各種講習会の準備などショップ本部全体の管理・運営の仕事をしている。2日間で売上高1,200万円、来客数7,000人以上の大きな行事であり、地域の行事としても定着しており、立場上も手抜きは許されない。大きな責任と期待の中で活動している。
こうした現実の中で、個人として学習時間を確保することは大きな悩みであった。少ない時間の中でいかに効率的に勉強したらよいか、私なりに工夫した。暗記用の単語ノートを作ったり、学習スケジュール表を作って計画的な学習を心掛けるようにした。また、帰宅時間が遅くなるので早朝を学習時間として確保した。授業も集中して受けるよう心掛けた。解らない所は質問内容を整理して、先生方に積極的に質問するようにした。
以上のような努力を重ね、中学の時は苦手だった英語も実用英語検定準2級に合格することができた。日商の簿記検定2級も1か月間集中的に学習することによって合格することができた。さらに、この10月に実施された日商の販売士検定2級にも合格することができた。
高校生活を通じて、私は責任感や積極性、忍耐力というものに自信が持てるようになった。学習に対しても、より専門的な知識や技術を身につけたいという向上心が身に付いた。将来、家業を継ぐという意思は今も持ち続けているが、貴学のオープンカレッジに参加して第六次産業という考え方があることを知り、農業経営についても興味が沸いてきた。私の母の実家は、農産物を作ってレストランや料亭に販売していたが、後継者がいないために所有する田の半分近くを他の人に貸し出し、祖父母が自分の家で食べる分を中心に作るようになってしまった。母の実家のように日本の農業は後継者不足という深刻な問題を抱えている。また、グローバル化に伴う輸入農産物の増加による競争力の低下といった現状があり、日本農業は衰退の一途といわれ、非常に危険だと感じている。
静岡県は農業・工業が盛んである。さらに大都市の中間に位置するため交通の便もよい。静岡県で第六次産業のビジネスモデルを確立させたい。大学では、高校で得た知識に加え、さらに幅広い知識と教養を身につけ、将来、地域に貢献できる人材になれるよう、いろいろな角度から研究をしてみたいと思っている。
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/
・自己推薦書になっていますか?
・高校の活動内容を全く知らない人が読んでも意味が通じる文章になっていますか?
・日本語がおかしいところはありますか?
◎質問したい事柄/
・志望理由書の用紙は一行30文字程度×16行の罫線で「記入上の注意」として「記載内容が複数枚になる場合は本様式をコピーして使用してください。」とあります。
上記の文章は用紙3枚程度ですが、文章量としては適当ですか?
以上、ご指導よろしくお願いします。