◎質問者(文章執筆者)の性別/女
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/高3
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/大学自己推薦志望理由書
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/某大学
◎チェックしてほしい文章/下記
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/言葉が間違っていないか・論理展開はおかしくないか・もし入試担当者ならこの文を読んでとりたいと思うか・あと何か気がついたことがあればおねがいします!
◎質問したい事柄/上のとおり。あとここはこうしたほうがいい。などお願いします。
小さい頃から人と関わる事が好きだった。相手を知り、また自分をもっと知ってもらうとする気持ちが大きすぎて、ところ構わず話してしまうのが珠に瑕だった。そして、大きくなるにつれて、コミュニケーションの手段はたくさんあることを知り、その中でもひと際私の心を奪ったのは、TVのコマーシャルだった。
たった15秒。その短い間に、印象的に商品が紹介され、人々の目を奪う。全く無関心だった人にも興味を持たせ、そのたった数十秒で全く知らない他人を魅了する。終わったあとも音楽やフレーズがリフレインし、多い時には日本中の人々が口ずさむ。たった数十秒で自分を知ってもらい、会社と消費者の唯一コミュニケーションが取れるCM。作った人の考えが数十秒に詰まっていて、それが多くの人に伝えられる。自分を表現し、相手に認められようとする。コマーシャル以外にもラジオなどのCMやネットや紙上での広告があり、私は広告ほどたくさんの人とコミュニケーションが取れるものはないと考え、どんどん惹かれるようになった。
しかし、近年、情報が量・質ともに増大する時代になった。情報洪水により、人々は昔より自己防衛力が高まり、それに合わせてメディアも様々な形に変化し増加していった。消費の変化とともに広告やコミュニケーションの形も変わり、昔より遥かに、人と人とのコミュニケーションが多様化した。その結果、人々は知りたい情報だけを選んで知れるようになり、人と人とのコミュニケーションが薄くなった。特に不景気の今、広告はその大打撃を受けている。あらゆる企業が広告費を削るようになり、コミュニケーションが減ってしまった。このまま、広告という一種のコミュニケーション文化を滅ぼしてしまって良いのだろうか。そこで私は、様々なコミュニケーション方法や、現代の文化現象を特にメディアの点から考えて、将来はコミュニケーションを目的とした広告を作り、より人との関わりを大事にする社会にしていきたいと思う。そのためには日本のメディアと言語・コミュニケーションの関係だけにとどまらず、現代の文化現象や、人間の感情、他者と自分についてなどを研究していく必要がある。そこで「メディア論」や「精神分析論」や「表象文化」や「複合性のある文化現象」など、過去や現代から様々な文化を多元的にアプローチしていく貴学部の複合文化学科にぜひ入学し、広告で他人とコミュニケーションを取るために必要な能力を身につけていくとともに、情報過密化社会においての、文化現象のあるべきところについて考えていきたいと思っている。