過去の添削とアドバイス例 ２２
保育系短大進学 自己推薦書
保育に対する情熱伝わりますか？
保育系の短大に進みたいのですが成績が現在3.0しかなく自己推薦書に全力をそそぎたいのです。私の自己推薦文を添削してください。ちなみに、です。ます。系は辞めたほうがいいですか？(最初に部活の活動実績をかきました。)三年間の活動を通して学んだことが三つあります。一つは、時間の大切さです。部活の始まりは必ず、15分前に集合することになっていました。これによって、日常生活でも15分前行動を心掛けられるようになりました。また、それに付随して常にどう動いたら、時間を有効に使えるかも考えられるようになりました。二つ目は、礼儀です。厳しい上下関係の中身につきました。そして三つ目は、協調性」です。一つのものを全員でつくりあげる中で、自分の意見を通すだけでなく、互いを尊重しあうことをまなびました。
私は三年間学んできたこれらを糧に、将来は子供達に、ひとを思いやる心を伝えたいと思っています。しかし今、子ども達はとても厳しい環境下にいます。少子化、外で遊ぶ機会の減少、幼い頃からの塾通いなどがあげられます。本来子どもは無邪気で、天真爛漫の笑顔をしていると私は、考えています。しかし、こういった現状はいずれも子どもらしさのようなもの失わせる原因となりうるものです。そうした子ども達を、いかに救えるかが、私の課題であり現代社会の幼児教育の課題だと思います。
私は、貴校に入学し幼児教育の知識を基盤にして、このような社会的背景をしっかりと認識し、自分なりの考えを持っていきたいと思います。保護者が安心して相談できる人として成長し、常に子どもの視点から物事を考えられる保育者となっていきたいとおもいます。
以上の理由により、自らを推薦する理由です。
厳しいですね。
ワンポイントアドバイスですから、書き込んでいただいた部分について、すべて添削はできません。最後の一行など、日本語として変ですが。「理由」がダブってますね。書くなら「以上が自己推薦の理由です」とか、「以上の理由で自己推薦します」でしょう。
保育に対する情熱が伝わるか、という質問ですから、その観点からお答えします。
最大の問題は、的が絞れていないことです。部活とそこから得たものの話を延々と書いてから、ようやく幼児保育に関する話になっています。
たいした文字数でもないので、部活関連の話はカットして、幼児教育に対する思いを書き込むほうが良いでしょう。
そういう情熱こそが、最大の自己推薦理由だという論旨です。
もちろん、自己推薦ですから、部活関連の話を中心にしたい、ということでも良いですが。それは、あなた次第です。
