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過去の添削とアドバイス例30 航空会社地上職員就職課題作文

過去の添削とアドバイス例 30
国内航空会社 地上職員就職課題作文

 
航空地上職アドバイスをお願いいたします。
航空業界で地上職を目指すものです。国内系なのですが、私の感動体験(サービスに関する)というテーマでの作文を提出することになっています。800~1000字とやや長めなのですが。
以下の点についてアドバイスをいただけたらと思います。
幼稚すぎないか。
自分の考えは少なすぎるか?
客観的に見ることができずにいます。どうかご教授ください。
昨年末に名古屋にいる親友を訪れた際、近くのホテルに予約を取りました。急に祖国に帰ることが決まった留学生の彼女は私にとって無二の親友でした。久しぶりの再開に積もっていた話に花が咲き、チェックインの時刻が少し遅れてしまいました。私は遅れる旨の連絡をホテルの方に伝えたのですが、電話口からは「今夜は満室ですのでもしすぐにチェックインできないようでしたら、キャンセル待ちの方もいらっしゃいますのでチャージ料金がかかってしまいますがよろしいですか}との返事でした。それはまるで留守番電話の応答メッセージのように無機質に聞こえました。私は仕方なく親友と別れを告げチェックインしました。ホテルに着いても何か腑に落ちず心の中にひっかかるものがあるように感じていました。次に宿泊する人が、私のような思いを味わったらどんな感じがするだろうと考え、ホテルや次に宿泊される方のために意を決してフロントの方に事情を説明しました。サービス内容を義務的、一方的に伝えるのではなく、サービスの内容や規則についてのわかりやすい説明提示をお願いしました。
 翌朝、ホテルを出発しJR名古屋駅で電車を待っていました。その日は朝から雪模様の天気で、風も吹きすさぶ中みんながコートの襟を立てているような寒い朝でした。私は風邪をひきかけていたこともあり、本当にに寒くてぶるぶる震える待ち時間でした。10分程待って電車が到着しました。その電車に乗り込んだ際、暖かい車内にほっとしました。そしてその時こんな車内放送がありました。「名古屋駅からご乗車のお客様たいへんお寒い中、お待たせいたしました。この列車は。。」というものでした。この「たいへんお寒い中お待たせいたしました」の一言に、なぜか感動しました。昨夜のホテルでの出来事も忘れることができるほどの暖かさをなぜか感じました。きっとJRのマニュアルには、このようなことをアナウンス促すような記述は無いと思います。なぜなら初めて聞いたからです。マニュアルに無くとも心に響く一言を添えられる職員の方がいるのだなと感心しました。
 同じ一言でも心に残す印象は随分違うものだと思います。時と場所によって言葉は良くも悪くも形を変え、後に残るものだと実感しました。私もアルバイトであるカフェのバリスタとしての接客の仕事を通して、心に響く一言の与える意味の重みを痛感している日々でした。仕事中以外でも人に接するときに丁寧さあまりに周囲の人に笑われることも多々あります。しかし、恥をかきながら、一生懸命学んだ人への接し方やコミュニケーションは私の長所であり、自信を持っています。
 私も一日本人として一期一会の精神を大切に心に響く一言を添えるようなサービスが提供できるよう、日々感性を磨いていきたいと考えています。
 
Re: 航空地上職アドバイスをお願いいたします。
>幼稚すぎないか。
 そういうことは、ないのですが…。 ただ、無理に難しい言葉や、かっこうの良い言い回しをしようとするあまり、あちこちに妙な日本語、おかしな表現がチラホラあると言う意味では、読む人によっては幼稚さを感じるかも知れませんね。たとえば、
>久しぶりの再開に積もっていた話に花が咲き、
 ですが、「積もっていた話に」花が咲く、などという日本語表現はありません。いろいろと積もり積もった話、という意味で、このように過去形で書いたのでしょうが、「積もる話に」でひとつの慣用句です。過去形で使う必要はありませんし、そういう使い方はかなり異様です。
 要するに、背伸びをしているのが、見えてしまうのですね。
>自分の考えは少なすぎるか?
 自分の感動体験を書く文章に、自分の考えがたくさん要るのかどうか、そのあたりの判断が管理人にはつきませんので、答えはパスします。
 体験談が自然で納得の行くものなら、あえて自分の見解がたくさん述べられている必要はないように思いますが…。
 そのほか、いろいろ指摘できることはありますが、お尋ね外ですので、控えておきます。
 ただ、やはり話のわざとらしさは気になりますね。以前、別の回答にも書きましたが、航空会社のESや志望動機書には、この類のものがワンサと来るのではないでしょうか。読む人の身になると、きっとうんざりしていると思いますよ。
 それとも、航空会社では、わざとらしかろうが何であろうが、そういう話を作れる人を求めている、ということなのでしょうか。
 管理人としては、もっと自然に、自分の言葉で書くほうが良いのではないかと思います。もちろん、そんなことを言っても、そうそう感動体験などない、と言われれば、何ともお答えのしようはないのですが。
 表現の工夫次第で、もう少し何とかなる余地はありそうですね。

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