過去の添削とアドバイス例 48
大学経営学部AO入試自己PR文
自己PR文の添削お願いします
○AO入試で経営学部の起業家コース○志望学科、募集分野を選んだ動機・理由、入学後の学習計画について記入(800程度)
小学生のころから、委員会に進んで参加し、学校行事の運営などにかかわり、運営していくことの楽しさと難しさを知り、祖父や父が自営業をしている影響で、中学生のころには、自ら会社を起こしたいと思い始めました。
祖父や父は、主に佃煮屋を営んでいるのですが、近ごろでは食べる人の減少により経営が難しくなってきました。しかし、その中でも一つ一つの店によって、利益は大きく違っていることから、経営の仕方によって、同じ商品でも大きく変わってくるのだと知りました。
さらに、高校では商業学校に入り、簿記や情報処理などの専門的なことを学び始めました。普通科の学校とは違い、検定で力が試され、合格した時には資格取得という形にのこる自信ができました。
また全員がそろっての活動が困難のため、部員のまとまりがなく廃部寸前だったフォークギター部の部長となり、クラブを活性化させるため、定期的に集まりを開いたり、全部員が活動できるようにシフト制の導入や、大会にエントリーし、発表の場を増やすことによって、部員のやる気を起こさせるなど、自ら積極的に新しいことを取り入れていきました。その中で人をまとめることの難しさを痛感すると同時に、一から企画・運営していくことの楽しさを改めて確認し、やり遂げたときの達成感を味い、一つのことをさらに発展させるために「工夫する力」や、どんなことにぶつかっても諦めない「忍耐力」を得ることができたと思います。
このことを通じて、運営していくことの難しさとやりがいを学び、経営学を幅広く学ぶことができ、クラスアドバイザー制度のように生徒一人一人を尊重している貴学を志望しました。
また起業家を目指すために経営学を徹底的に学ぼうと考え、起業家募集分野を選択しました。
貴学に入学後は、マーケティングや企業論や人材育成論など、経営学を基礎からしっかりと学ぶのはもちろんのこと、経営に必要な法律についてや、高校時代同様に資格取得にも力を入れていきたいです。
◎字数が多すぎるのと、全体的にまとまりとつながりがない気がします。
添削お願いします。
志望動機ですか?自己PR文ですか?
あなたは「自己PR文の添削お願いします」とおっしゃいますが、課題出題文を見ると>○志望学科、募集分野を選んだ動機・理由、入学後の学習計画に
>ついて記入(800程度)
と、むしろ志望動機を要求しています。基本的に何を書くのかについて明確になっていないために、「全体的にまとまりがつかない」ということになるのです。
文章内容を見ると、要素としてはほぼ書けていますから、上記の点を意識して、課題文の要求順序に添って書き直せば良いのです。
他にいくつか指摘しておきます。
>小学生のころから、委員会に進んで参加し、学校行事の
>運営などにかかわり、運営していくことの楽しさと難し
>さを知り、祖父や父が自営業をしている影響で、中学生
>のころには、自ら会社を起こしたいと思い始めました。
長いですね。二つに分けてください。
>祖父や父は、主に佃煮屋を営んでいるのですが、近ごろ
>では食べる人の減少により経営が難しくなってきました。
>しかし、その中でも一つ一つの店によって、利益は大き
>く違っていることから、経営の仕方によって、同じ商品
>でも大きく変わってくるのだと知りました。
分析不足ですね。状況がわからないので断言できませんが、それは経営の仕方という大雑把な言い方で良いのですか?立地などは関係ないのですか?
>また全員がそろっての活動が困難のため、部員のまとま
>りがなく廃部寸前だったフォークギター部の部長となり、
>クラブを活性化させるため、定期的に集まりを開いたり、
>全部員が活動できるようにシフト制の導入や、大会にエ
>ントリーし、発表の場を増やすことによって、部員のや
>る気を起こさせるなど、自ら積極的に新しいことを取り
>入れていきました。
長いです。
また、「全員がそろっての活動が困難」な部で、どうして定期的に集まりを開けたのですか?その説明がありません。毎日の部活と「定期的」ということの関係も不明です。
>その中で人をまとめることの難しさを痛感すると同時に、
>一から企画・運営していくことの楽しさを改めて確認し、
>やり遂げたときの達成感を味い、一つのことをさらに発
>展させるために「工夫する力」や、どんなことにぶつか
>っても諦めない「忍耐力」を得ることができたと思いま
>す。
最初の部分でもそうですが、そういう苦労の具体的な記述がありません。「人をまとめることの難しさ」とか「やり遂げたときの達成感」とか、抽象的なことを何度繰り返しても無意味です。
志望理由書でした
書き直してみました。添削お願いします。小学生のころから、委員会に進んで参加し、学校行事の運営などにかかわり、運営していくことの楽しさと難しさを知りました。さらに祖父や父が自営業をしている影響で、中学生のころには、自ら会社を起こしたいと思い始めました。
祖父や父は、主に佃煮屋を営んでいるのですが、近ごろでは食べる人の減少により経営が難しくなってきました。しかし、その中でも一つ一つの店によって、立地条件はもちろんのこと、商品の置き方やその店独自の特典などから、利益は大きく違っていて、経営の仕方によって、同じ商品でも大きく変わってくるのだと知りました。
さらに、高校では商業学校に入り、簿記や情報処理などの専門的なことを学び始めました。普通科の学校とは違い、検定で力が試され、合格した時には資格取得という形にのこる自信ができました。
またバンド単位での活動で全部員がそろうことが困難で、部員の把握さえできていず、まとまりがない廃部寸前だったフォークギター部の部長となりました。クラブを活性化させるため、入部届けの再提出をするようにし、連絡網を作成。そして定期的に全部員が集まり、今後の部活動についての話し合いをするようにしました。さらに、どのバンドも平等に活動できるようにシフト制の導入や、大会にエントリーし、発表の場を増やすことによって、部員のやる気を起こさせるなど、自ら積極的に新しいことを取り入れていきました。この中で、話し合いの進行や多くの人をまとめることの難しさを痛感すると同時に、一から企画・運営していくことの楽しさを改めて確認しました。そして新しく試みたことが成功した時の達成感を味い、一つのことをさらに発展させるために「工夫する力」や、どんなことにぶつかっても諦めない「忍耐力」を得ることができたと思います。
このことを通じて、運営していくことの難しさとやりがいを学び、経営学を幅広く学ぶことができ、クラスアドバイザー制度のように生徒一人一人を尊重している貴学を志望しました。
また起業家を目指すために経営学を徹底的に学ぼうと考え、起業家募集分野を選択しました。
貴学に入学後は、マーケティングや企業論や人材育成論など、経営学を基礎からしっかりと学ぶのはもちろんのこと、経営に必要な法律についてや、高校時代同様に資格取得にも力を入れていきたいです。
●800程度なのに、1000を超えてしまいます。
どこらへんを削除していけばいいですか。
●まだあいまいな部分がありますか
無駄な表現、回りくどい表現をカットしましょう。
文字数の点に関連して、無駄な表現を指摘しておきます。>祖父や父は、主に佃煮屋を営んでいるのですが、近ごろ
>では食べる人の減少により経営が難しくなってきました。
「主に」と書いても、結局、そのほかに何をしているかの記述がないのですから、何のことかわかりません。「主に」は不要。「食べる人の減少により」などと回りくどいことを言わずに、「嗜好の変化で」で十分です。
>さらに、高校では商業学校に入り、簿記や情報処理など
>の専門的なことを学び始めました。
専門的なこと、などと書いても意味がありません。商業高校で習う「情報処理」というのは、要するにパソコンやパソコンを使う会計ソフトのことでしょう。そんなものは専門的とまで言えません。また、簿記は簿記で判ります。専門的だと説明する必要もありません。
>またバンド単位での活動で全部員がそろうことが困難で、
>部員の把握さえできていず、まとまりがない廃部寸前だ
>ったフォークギター部の部長となりました。
バンド単位の活動をしているなら、全員揃う必要も、まとまる必要もないでしょう。
>部員のやる気を起こさせるなど、自ら積極的に新しいこ
>とを取り入れていきました。
「自ら積極的に」も無駄です。そんな強調をしても、意味がありません。事実をしっかり書けば良いのです。ここにはないようですが、「強く感じた」といった類の表現も無駄です。
>そして新しく試みたことが成功した時の達成感を味い、
>一つのことをさらに発展させるために
「新しく試みたこと」は、「新しい試み」で十分です。
全般に言えるのは、自分をカッコよく見せようとする、しかし、それが成功していない、無駄な表現が散見されるということです。「飾る」のは、おやめなさい。鼻につくだけで、文字数の無駄使いです。
縮めてみたのですが・・・
小学生のころから、委員会に進んで参加し、学校行事の運営に関わり、運営していくことの楽しさと難しさを知りました。さらに祖父や父が自営業をしている影響で、中学生のころには、自ら会社を起こしたいと思い始めました。祖父や父は、佃煮屋を営んでいるのですが、近ごろでは嗜好の変化で経営が難しくなってきました。しかし、店によって、立地条件や商品の置き方、店独自の特典などから、利益は大きく違っていて、経営の仕方によって、同じ商品でも大きく変わるのだと知り経営学を徹底的に学ぼうと思いました。さらに、商業高校に入り、簿記や情報処理などを学び始めました。普通科の学校とは違い、検定で力が試され、合格した時には資格取得という形に残る自信ができました。
またバンド単位での活動のため、部員の把握すらできていず廃部寸前だったフォークギター部の部長になりました。クラブを活性化させるため、入部届けを再提出するようにし、連絡網を作成。定期的に全部員を集め、今後の部活動についての説明をしていきました。
さらに、どのバンドも平等に活動できるようにシフト制の導入や、大会にエントリーし、発表の場を増やすことによって、部員のやる気を起こさせるなど、新しいことを取り入れていきました。この中で、話し合いの進行や人をまとめることの難しさを痛感すると同時に、一から企画・運営していくことの楽しさを改めて確認し、新しい試みが成功した時の達成感も味うことができました。さらに、一つのことを発展させるために「工夫する力」や、どんなことにぶつかっても諦めない「忍耐力」を得ることができ、運営していくことの難しさとやりがいを学びました。
そして、起業家として経営学を幅広く学ぶことができ、クラスアドバイザー制度のように生徒一人一人を尊重している貴学の起業家募集分野を選択しました。
貴学に入学後は、マーケティングや企業論など、経営学を基礎からしっかりと学びながら、経営に必要な法律についてや、高校時代同様に資格取得にも力を入れていきたいです。
○縮めてみたのですが、変になってないでしょうか
○さらに縮めるにはどうしたらいいでしょうか
志望理由なら志望理由として書きなさい。
もちろん、志望理由と言えども自己PRの要素は含みます。しかし、あなたの場合は、あれこれと自己PRの要素が多過ぎるのです。しかも、それがたいしたPRにもなっていません。事実としても、表現としても無駄な状態です。前回も指摘しましたが、「飾る」のは、おやめなさい。
こまかな表現と、本質的な指摘を取り混ぜていくつか、書いておきます。
>小学生のころから、委員会に進んで参加し、学校行事
>の運営に関わり、運営していくことの楽しさと難しさ
>を知りました。
「運営していくことの楽しさと~」は、「その楽しさと~」で十分。重複しているでしょう。
>さらに祖父や父が自営業をしている影響で、中学生の
>ころには、自ら会社を起こしたいと思い始めました。
>祖父や父は、佃煮屋を営んでいるのですが、近ごろで
>は嗜好の変化で経営が難しくなってきました。
家業が佃煮の製造販売業で~、と言えば済む話です。
>条件や商品の置き方、店独自の特典などから、利益は
>大きく違っていて、経営の仕方によって、同じ商品で
>も大きく変わるのだと知り経営学を徹底的に学ぼうと
>思いました。
「徹底的に」は余計です。強調を狙ったのでしょうが、まだ経営学の初歩も学んでいない人が、「徹底的に」などと書くのは無駄です。何の効果もありません。
>さらに、商業高校に入り、簿記や情報処理などを学び
>始めました。普通科の学校とは違い、検定で力が試さ
>れ、合格した時には資格取得という形に残る自信がで
>きました。
資格取得で自信を得た話など不要です。そんな自信は何の自己PRにもなりません。家業から来る経営学への興味をしっかり書けば良いのです。
簿記や情報処理を学ぶ一方、部活で云々と展開すればよいでしょう。
部活の話も詳し過ぎます。そこまで要りません。
要するに、家業を見ていて、経営学に興味と必要性を感じた、部活などで人をまとめる困難も知った、だから貴学でマーケティングや経理・財務、人事管理など経営関連の知識や技能を学びたい、と本論だけを考えて、あとはそれに枝葉を付ければ良いのです。