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過去の添削とアドバイス例49 大学AO入試の志望理由書

過去の添削とアドバイス例 49
大学AO入試の志望理由書

 
添削お願いします。
私が貴学を志望した理由は貴学ならば私が私が抱いている疑問を解決する授業を受けられると思ったからだ。遠藤周作の「女の一生」にはキリスト教信者の青年が今までは人を殺すことなかれと教えられてきた。にもかかわらず、戦争時にはを殺せと言われ苦悩する。これは本の中での話だが現実の問題でも言えるのではないだろうか。平和を求めるはずのキリスト教でさえ戦争下ではその流れに逆らうことはできなかった。私は戦争勃発時における社会的、経済的、宗教的背景について深く貴学で学びたいと思っている。このことができるのは第二次世界大戦の反省を基に設立された貴学だけだと思っている。平和は自然に構築できるものではなく、人間だけが構築できるものだと思う。平和構築の方法を学び、自分なりのなりの価値観を見つけることができると思ったのも志望理由の一つだ。以上の点から私は○○大学で学ぶことを強く希望する。
 
あなたの疑問とは何ですか?
 あなたの疑問とは何ですか?
 キリスト教であろうがなかろうが、人を殺すことを肯定する考え方など、ほとんどないでしょう。つまり、「殺すなかれ」は自明の教えです。一方で戦争は、おっしゃる通り、相手を殺すものです。両者が相容れないのは当たり前でしょう。だから、どうだと言いたいのですか?そのことの、何が疑問なのですか?それがよく判るように書かないと駄目でしょうね。
 管理人は遠藤周作の「女の一生」も、「第二次世界大戦の反省を基に設立された貴学」がどういう大学なのかも知りませんので、的外れな指摘になるかも知れませんが、宗教(人間の心の問題)と戦争との関係について学びたいなら、そのことに絞って書くべきでしょう。
 また、平和学とでも言うのでしょうか、社会経済政治宗教など、あらゆることを通して、平和を築く方法を学びたいというのなら、導入部としてのキリスト教の話が大き過ぎます。宗教面の話が出すぎです。たとえば宗教に関しては、といった注釈がないと、うまく読み進めません。
 ふたつととみっつめのセンテンスは、文法的に間違っています。

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