過去の添削とアドバイス例 ６３
大学住環境系学科 公募推薦入試志願理由書
公募推薦志願理由書の添削をお願いします。
私は小学校五年生の時、初めて自分一人の部屋を持ちました。家具を自分の好きな所に置いたり、部屋の中の色を統一させてみたり、模様替えを好んでよくするようになりました。家具を一つ動かすだけで、全く部屋の雰囲気が変わり、それにより自分の気持ちも変わります。同じ空間なのに、とても落ち着いた感じになったり、落ち着かないけれど楽しい感じになったり、広く感じたり、狭く感じたり、それがとても不思議であり、面白いと感じていました。高校で自分の将来のことを考え始め、その時インテリアデザインというものを知り、今まで自分が不思議に思っていたことや、感じていたことがそこにあったのです。それからは、居心地の良い場所や、かわいいお店だと感じるだけでなく、何故なのかと強く知りたくなりました。
現在、日本は様々な問題を抱えており、多くの人がストレスから病気になったり、過度な労働などで疲れています。ですから快適に過ごせる空間は必要不可欠であり、重要なことだと思います。
また、私は将来のことを考え調べていくうちに、ディスプレイデザインにも興味をもちました。例えば、店のディスプレイによって、人はインパクトを与えられお店に入ろうと思う人もいるし、多くの人に見てもらうことができ、責任はあるけれどやり甲斐のあるものだと思います。それを専門的に学ぶ上でも、その前にまず製図や設計といった建築にかかわる知識・技術が必要になると聞き、建築もインテリアも学べるというのが私の望む勉強であると思いました。そんな時、○○大学の通信で勉強している母から、○○大学に住環境専攻があることを聞きました。母はスクーリングに行った感想を、自然に囲まれいて、快適な環境で勉強することができると言っていました。
貴学は、建築及びインテリアを学ぶことができ、また他の大学では工学部に置かれる建築系の専攻が、○○学部に置かれているので、人の心理や行動など人間をより深く理解することがベースになっており、人が本当に快適に過ごせる環境と空間を創造することができ、「・・・・・・・・」という○○大学における「・・・宣言」が自分の学びたいことに大変合っていると思います。
以上のことから、私は貴学の○○学科、住環境専攻を志望しました。
おおむね、良いと思います。
概ね、よく書けていると思います。このページはあくまでワンポイントに限っての添削・アドバイスであり、また何を添削せよとおっしゃっているのか不明ですので、気がついたことをひとつだけ指摘しておきます。
＞貴学は、建築及びインテリアを学ぶことができ、また他の大学
＞では工学部に置かれる建築系の専攻が、○○学部に置かれている
＞ので、人の心理や行動など人間をより深く理解することがベース
＞になっており、人が本当に快適に過ごせる環境と空間を創造する
＞ことができ、「・・・・・・・・」という○○大学における「・・
＞・宣言」が自分の学びたいことに大変合っていると思います。
この一文が異常に長く、その長さで自分自身、意味が取れなくなって、主語述語関係が乱れている上、内容的にもおかしな文章になっています。
＞建築系の専攻が、○○学部に置かれているので、人の心理や行動
＞など人間をより深く理解することがベースになっており、
というのは、明らかにおかしいでしょう？
