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サービス見本2の2 模範文例提供サービス/Q&A作成サポート
教員採用試験対策用 想定課題論文/特殊教育への抱負
■無料添削とアドバイス に投稿された質問などをもとに、投稿者とのやり取りも踏まえて作成しました。すでに社会人として保育園職員として働いていて、特殊教育分野の教員を志望なさっている方が、教員採用試験の事前対策として、また自分なりの考えをまとめておくために、特殊教育に対する抱負を述べる文章です。やり取りなど詳細は省きます。
WSサービスが作成した文章
特殊教育への抱負私が特殊教育に関心を持ったのは、大学時代、家庭教師のアルバイトで多動性障害児を教えた体験からだ。それは家庭教師派遣会社から偶然に指定された家の子で、最初は、何だか極端に落ち着きのない子だと困惑した。しばらくして母親から多動性障害児だと聞かされたが、心理学を専攻していた私は、何か学ぶこともあるはずだと担当を続けた。
彼にはダウン症の弟がいて、母親は一応普通学校に通う彼に期待するあまり、成績の悪さなどでいつも彼を叱っている状況だった。当然、彼は反抗的で、初め私には口もきかず、目も合わせない状態だった。私は、専門家でもない自分にできることはそうないと思い、指定された時間を彼と過ごせばいいのだと割り切った。そして、彼の気持ちを汲み取ってやることを第一に、根気よく付き合ったのだ。自分が子供の頃に母に誉められた体験を思い出し、できるだけ彼も誉めてやるようにした。すると、彼は私の訪問日は玄関先まで出迎えてくれるまでになり、休みがちだった学校にも積極的に登校するようになったのだ。
私は他にも何人か家庭教師をしたが、彼の場合ほど手応えを感じたことはない。何かが出来るようになるまで長い時間がかかるが、それを一つ乗り越えた時の充実感が大きかった。私は今、公立保育園の嘱託として中度自閉症児の保育を担当しており、そこでも同じような体験をしている。歌の時間に、皆の歌を聞くことさえ嫌がっていた子が、自分の席に座って皆の歌を聞いていられるようになる、その小さな進歩がとても嬉しい。
以上のような体験から、私は何より、子供一人一人の心を理解し、その声に耳を傾ける教師でありたい。まず彼らと心のつながりを築き、彼らに受け入れてもらえる教師になりたい。それは、特殊教育に限ったことではないだろうが、特殊教育ではとりわけ重要だと思う。子供たちの気持ちを大切にし、誉めることで彼らの意欲を引き出して自信を持たせる教育、教える側のスケジュールではなく彼らのペースに合わせて根気よく付き合える教育をしたい。そして、彼らが自分の思いを言葉で周囲に伝え、円滑な人間関係を築く能力を身に付ける、手助けをしたいと思うのである。